【3月29日(日)】「海角七号」(日本語版字幕)試写会

【3月29日(日)】「海角七号」(日本語版字幕)試写会

日本李登輝友の会メルマガ「日台共栄」より転載

3月29日(日)、本会が映画「海角七号」(日本語版字幕)の試写会と懇親会
を開催
   本会ホームページで映画「海角七号」の内容を紹介

 来る3月29日、昨年、台湾で記録的な大ヒットとなった映画「海角七号」(魏徳
聖監督)
の試写会を下記のような要綱で開催いたします。

 この映画は60数年前の日本人引き揚げという史実を踏まえ、日台をまたぐ新旧
ふたつの
ラブストーリーを核とする映画で、昨年の夏に公開され、3ヶ月で約13億円もの興
行成績
を上げ、「何回観た?」というのが挨拶になるほどの現象を台湾で引き起こしま
した。

 「悲情城市」などでおなじみの侯孝賢監督に「『海角七号』は、僕にとって10
数年来で
最高の台湾映画。見に行かなければ、絶対後悔します」と言わしめたほどの魅力
的な作品
です。

 そこで、李登輝元総統も推薦するこの映画の日本語字幕の翻訳などを本会がお
手伝いし
た関係もあり、試写会を催すこととなった次第です。

 つきましては、日本語字幕版としては日本で初上映となりますので、皆様方に
はご多忙
のことと存じますが、ご出席賜りますよう謹んでご案内申し上げます。

 なお、参加者にはこの映画のPR版DVDをもれなくプレゼントし、また、懇
親会参加
者には、映画「海角七号」関連の素敵なグッズをプレゼントの予定です。

 平成21年(2009年)3月吉日

                                日本李登
輝友の会

*本会のホームページで映画「海角七号」の内容を紹介しています。ぜひご覧下
さい。
 http://www.ritouki.jp/cape7/cape7.html

                    記

■日 時:平成21年3月29日(日) 受付開始:午後4時
     映画「海角七号」試写会  午後4時20分〜6時40分
     懇親会          午後7時〜8時30分

■会 場:アルカディア市ヶ谷 3階 富士の間
     東京都千代田区九段北4-2-25 電話:03−3261−9921
     [交通]JR・地下鉄「市ヶ谷」駅から徒歩3分

■参加費:試写会:1,000円 懇親会:10,000円

■申込み:お申し込みフォーム、FAX、メールでお願いします。
     http://www.ritouki.jp:80/cgi-bin/enquete/form0041.reg
     FAX:03-5211-8810 
     E-mail:info@ritouki.jp

■締 切:3月24日(火)
     *日本李登輝友の会会員を優先し、受付順、定員(300名)になり次第
締め切
      ります。後日、受け付けた旨をハガキでご連絡いたします。当日、
必ずハガ
      キをご持参のうえ受付にお出し下さい。
     *一般の方で、お申し込みと同時に入会を希望された場合は、会員と
して優先
      いたします(「入会案内」はホームページをご覧ください)。

■主催・お問い合わせ
 日本李登輝友の会
 〒102-0075 東京都千代田区三番町7-5-104号
 TEL:03-5211-8838 FAX:03-5211-8810
 E-mail:info@ritouki.jp
 ホームページ:http://www.ritouki.jp/
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映画「海角七号」の試写会と懇親会 申込書

・試写会  出席  欠席 (どちらかを○で囲んで下さい)
・懇親会  出席  欠席 (どちらかを○で囲んで下さい)
      会員  一般 (どちらかを○で囲んで下さい)

・ご氏名 (フリガナをお願いします)
*会員の方は会員番号を記して下さい。

・お電話

・E-mail(お持ちの方)
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3>> 平野久美子さんが「諸君!」4月号に映画「海角七号」について執筆

 本会で試写会(本邦初の日本語字幕版)を行う映画「海角七号」について、ノ
ンフィク
ション作家の平野久美子さんが文芸春秋のオピニオン誌、月刊「諸君!」4月号(2
月28日
発売)に「映画『海角七号』に、台湾の人々はなぜ涙するのか」と題して重厚な
レポート
執筆している。

 平野さんといえば、台湾関係者には『トオサンの桜−散りゆく台湾の中の日本
』(小学
館)や屏東に地下ダムを建設した鳥居信平の発掘者としてよく知られているが、
今回は台
湾で大ヒットした「海角七号」だ。

 魏徳聖監督へのインタビューをはじめ、「湾生」たちの台湾引き揚げについて
多くを割
いている。映画で日本人の青年教師と恋仲になった教え子の台湾人女性が引き離
されるよ
うになったのは、この引き揚げだったからだ。

 なぜ「台湾の各地、各港では他の占領地ならおよそ考えられぬ惜別の光景が展
開」した
のか、「なぜだろう? 台湾人は、日本統治時代『本島人』と呼ばれ、二等国民
として差
別を受けたのに……」という平野さんの疑問に、湾生たちが答える。

 登場する湾生は、三宅教雄さん(本会理事)、中村信子さん、力丸研二さん、
平井輝男
さん、高野秀夫さんなどだ。台湾で生まれたことに誇りを持つ湾生の、望郷の念
にあふれ
るその「答え」に、深くうなずきつつ思わず涙してしまった。映画の背景がよく
理解でき
るのである。

 魏徳聖監督へのインタビューでは、日本人の青年教師が教え子に送ったラブレ
ターのヒ
ントは、実際に「日本から戦前の番地宛に送られた未配達の手紙」があったとい
うニュー
スだったエピソードや映画のモチーフが語られる。もっとも訴えたかったのは…
…。

 それを平野さんは「魏徳聖監督の言葉からは歴史を未来に活かそうという自覚
や、芸術
や文化を通して和諧の手段をさぐろうという熱意が伝わってくる」と伝えている
。「和諧」
とはあまり聞きなれない言葉だが、「やわらぎ調和すること」を意味する。諧は
「かなう」
と読む。

 突飛なようだが、聖徳太子の十七条憲法の「和を以て貴しとし」で始まる第1条
に「上
和(やわら)ぎ下睦(むつ)びて、事を論(あげつら)ふに諧(かな)ふときは
、事理自
ずから通ふ」とあるのを思い出した。

 平野さんはこの映画を作った理由について、魏監督が「政治からこぼれ落ちた
一人ひと
りの内面をすくいあげたかった」と述べていることも紹介している。台湾でヒッ
トした理
由が分かりそうな気がするのは筆者ばかりではないだろう。

 「和をもって尊し」とする日本で公開されたなら、日本人にも分かる映画のよ
うだ。本
会の試写会に来られる方は、ぜひこの平野久美子さんの一文を読んでから来てい
ただけれ
ば、より深く豊かな思いでこの映画を観ることができること請け合いだ。  (
編集部)


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