『日米開戦 陸軍の勝算―「秋丸機関」の最終報告書』(林千勝著)(祥伝新書)という本が八月に刊行されました。
大本営政府連絡会議において昭和16年11月15日に採択された「対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案」は、極めて優れた大東亜戦争のグランド・デザインです。これを知って以来、私なりに研究しまして「大東亜戦争は無謀な戦争ではなかった」という題でこれまでに10回以上講演してきました。その間、アメリカの戦史研究家のジェームス・ウッド教授の ”Japanese Military Strategy in the Pacific War: Was Defeat Inevitable?” という本を知りを知り、『「太平洋戦争」は無謀な戦争だったのか』と翻訳してワック社から出版しました。
このたび、この優れた戦争のグランド・デザインはどのようにして作成されたのかを原資料に基づき明らかにされた林千勝先生と組んで下記の講演を行うことになりました。二人で対談も行うことにしております。
ご感心のある方のおいでをお待ちしております。
記
船橋・史の会ミニ講演会 シリーズ 検証「戦後70年談話有識者懇談会報告書」
「大東亜戦争は果たして“無謀な戦争”だったのか」
第1部 「勝利へのグランド・デザインがあった」
林 千勝(はやし・ちかつ)氏 昭和史研究家
第2部 「グランド・デザインをシミュレートする」
茂木 弘道(もてき・ひろみち)「史実を世界に発信する会」事務局長
第3部 「対談」 林 千勝氏 X 茂木弘道氏
■日時 平成27年 10月17日(土) 13時開演~16時
■場所 船橋市勤労市民センター(2階第4会議室)
船橋市本町4−19−6 Tel 047-425-2551
■参加費(資料代、会場分担金)500円
■問い合わせ・お申し込み 070−6941−1941 (愛甲)