【速報】立法委員補選:国民党がまた大敗
台湾で昨年12月に行われた県長(知事)選挙で県長に当選し、立法委員
(国会議員)を辞職した4選挙区(桃園県3区、新竹県、嘉義県2区、花
蓮県)の立法委員補欠選挙が2月27日行われた。
これらの選挙区の辞職前の立法委員は、嘉義県が民進党、花蓮県が無所
属(元国民党)、桃園県、新竹県が国民党であり、今回の補選は与党国民
党に有利であった。
補選の結果速報によると、当選者は桃園県3区が黄仁杼(民進党)、新
竹県が彭紹瑾(民進党)、嘉義県2区が陳明文(民進党)、花蓮県が王廷
升(国民党)。民進党3ポスト、国民党1ポストで、先月の立法委員補選
3ポスト全敗に続き、国民党が再び大敗した。野党・民進党は先月と今月
の7ポストの立法委員補選で6勝1敗と党勢を取り戻した。馬英九政権の
影響力低下は必至であり、今後国民党内で権力闘争、路線争いが激化する
と見られる。