【議長選挙】票を国民党に売った民進党の造反議員
「台湾の声」編集長 林 建良(りん けんりょう)
台湾の自治体の議長選挙が昨日に行った。
11月29日に大敗した国民党は15、民進党は3、無党派は3の議長席をそれぞれ獲得した。
その中に特におかしいのは台南市と新北市だった。
民進党の方が議員数が多いのに、議長席を国民党に渡してしまった。
つまり票を国民党に売った民進党の造反議員がいた。
しかし秘密投票のためそれさえも摘発できない。
そもそも議長選挙の投票を秘密にする台湾の制度が買収の温床を作りだしている。
票を金で売買できるなら、台湾の真の民主化はまだまだ道のりが遠い。
悲しいが、これも台湾の現実なのだ。