【良書紹介】家村 和幸 (著)大東亜戦争と本土決戦の真実
出版社: 並木書房 (2015/7/6)
¥ 1,728
内容紹介 アマゾンより
終戦直前、本土決戦を覚悟した日本陸軍は、それまでの「後退配備」から「水際配備」に大きく舵を切った。
戦後、これは「自暴自棄の玉砕戦法」であると批判されたが、事実はまったく異なる。
敵上陸時の最大の弱点を突く「水際撃滅」こそ、劣勢な側が勝利を得る唯一の戦い方である。
硫黄島や沖縄で多大の出血を強いられた米国は、本土決戦に引きずり込まれることを恐れ、「ポツダム宣言」の発表を急いだ。
日本陸軍は、八五年の歴史を閉じる最後の戦いにおいて、全軍が水際で討ち死にする覚悟を固めて国土と国民を守り抜こうとした。
元寇に次ぐ日本史上二度目の本土防衛戦の真実に迫る!
●出版社からのコメント
本土決戦を準備していた日本陸軍は、終戦わずか1カ月前の昭和20年7月に、それまでの「後退配備」から「水際配備」に大きく作戦を変えました。
上陸地点の後方に頑丈な拠点を構築して米軍を迎え討つ作戦から、海岸沿いに簡易的な拠点を設けて上陸する敵を迎え撃つ、いわば捨て身の作戦です。
なぜ突然このような方針転換がなされたのか?
その驚くべき事実を本書は明らかにします。
さらに大東亜共同宣言〜カイロ宣言〜ヤルタ密約〜ポツダム会談に至る一連の終戦経緯についても詳述し、対日戦争を早期に終わらせたいアメリカ側の事情を明らかにします。