ジャーナリスト水間政憲
■中山成彬先生が、前回を含め4回も落選しても、ただ一人国会に戻って来た意味は、3月8日午後1時から1時間、NHKの国会放送を御覧になれば分かります。
国交大臣を「日教組発言」で大臣を辞任させられただけでなく、議員辞職まで野党から求められ、次回選挙に不出馬までに追い詰められた中山先生が、野党となって国会へ捲土重来してきた意味は、国を憂う国民がもとめている真の国会議員の姿を見ることでしょう。
最近、財務省(大蔵省)出身だからダメと、差別発言を繰り返している鶏冠頭のおかしな党首がいますが、本物の超エリート官僚は、いつの時代も誰よりも愛国心をもたれているのです。歴史的に超エリートとはそうゆうものなのです。戦後教育は、日本罪悪史観を植え付けるだけでなく、日本を解体するために超エリート官僚も目の敵にしていたのです。
それが証拠に鶏冠頭や官僚を目の敵にしている国会議員は、まったく歴史認識を語りません。
中山成彬先生は、大蔵省で防衛庁の予算を主計官として担当したり実績を積み上げてきた超エリートだったからこそ、国防意識は人一倍高いのです。
中山先生は、1970年代、大蔵省一期後輩の黒田日銀総裁候補がIMFに出向していた同時期に世界銀行に出向していたので、アメリカのエリート官僚たちは日本との競争に打ち勝つには、日本の官僚組織とくに大蔵省と通産省を解体すれは勝てると、公然と発言していたことを何度となく聞かされていたとのことでした。
腰掛け程度にアメリカ留学して、アメリカにかぶれて帰って来た連中とは、日本を代表して出向していた超エリートとは愛国心に大きな違いがあります。
その意味で、今回の中山成彬先生の国会質問は、国の名誉のみならず本物の官僚の名誉をも護ることになると思っております。