【空の大きな星】 ―黄昭堂先生に捧ぐ―

【空の大きな星】 ―黄昭堂先生に捧ぐ―
                        王明理

黄昭堂先生の亡くなった日
夜ひとり外へ出て
空を見上げる

薄曇りの空に
いくつか星が瞬いている
黄先生はどの星になったのだろう
あの生まれたばかりのように
輝いている星だろうか?
いや、あれだけ大きな人だったのだから
あっちの大きな星だろうか?

今 静かにあの高い空から
私たちを見ている

黄昭堂先生は星になったが、
黄先生が叶えたかった夢は
今 どのあたりにあるのだろう

台湾の真の自由と平和
約束された明日
大きな明るい声で「TAIWAN」と名乗れる日

その夢はまだ途中
夢の残りは
私たちの手で叶えなければならない
そしていつの日か届けに行こう


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