日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」より転載
今年も靖國神社に「みたままつり」の季節がめぐってきた。東京の夏の風物詩ともいわ
れ、30万人もの人々でにぎわう。今年は7月13日から16日まで行われる。
この「みたままつり」には、著名人らが揮毫した懸雪洞(かけぼんぼり)が奉納されて
いる。李登輝元総統も2010(平成22)年に「誠実自然」という文字を揮毫した雪洞を奉納
して以来、毎年、奉納されている。翌年は確か「 國護仁成 」という揮毫だった。
大東亜戦争には約20万名の台湾出身者が軍人・軍属として出征し、30,304名がその尊い
命を捧げられ、現在、そのうちの27,864名の方々が靖國神社にご祭神としてお祀りされて
いる。
李登輝元総統も靖國神社のご遺族の一人だ。実兄で海軍上等機関兵だった岩里武則(台
湾名:李登欽)命は終戦のちょうど半年前の昭和20年2月15日、フィリピンのマニラで戦死
し、岩里武則の日本名で合祀されている。
蔡焜燦氏(李登輝民主協会理事長、「台湾歌壇」代表)も靖國神社とは縁が深い。昭和
20年、岐阜陸軍整備学校奈良教育隊に入隊、日本で大東亜戦争を戦った軍人だった。戦
後、初めて日本を訪問した昭和43(1968)年、そのとき真っ先に訪問したのは靖國神社だ
った。以来、来日のたびに靖國神社に参拝し、平成17(2005)年8月10日には会長を務めて
いた「台湾少飛会」の会旗を靖國神社に奉納されたこともある。
蔡焜燦氏は長年、「みたままつり」への献灯を続けている。英霊の御霊安かれと今年も
献灯している。
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みたままつり 7月13日〜16日
【靖國神社ホームページ】
http://www.yasukuni.or.jp/schedule/mitama.html
日本古来の盆行事に因み昭和22年に始まった「みたままつり」は、今日、東京の夏の風
物詩として親しまれ、毎年30万人の参拝者で賑わいます。
期間中、境内には大小3万を超える提灯や、各界名士の揮毫による懸雪洞が掲げられて九
段の夜空を美しく彩り、本殿では毎夜、英霊をお慰めする祭儀が執り行われます。
また、みこし振りや青森ねぶた、特別献華展、各種芸能などの奉納行事が繰り広げられ
るほか、光に包まれた参道で催される都内で一番早い盆踊りや、軒を連ねる夜店の光景
は、昔懐かしい縁日の風情を今に伝えています。
◆祭儀日程
前夜祭 7月13日(土) 午後 6時
第一夜祭 7月14日(日) 午後 6時
第二夜祭 7月15日(月) 午後 6時
第三夜祭 7月16日(火) 午後 6時
◆昇殿参拝
7月13日〜16日 午前9時〜午後8時
(みたままつり期間中の社頭参拝は、午前6時から午後9時30分までとなります。)
◆献灯のご案内
みたままつりの献灯は、英霊への感謝と平和な世の実現を願って掲げられるもので、ど
なたでも申し込むことができます。
・大型献灯(1灯) 12,000円
※大型献灯の永代献灯初穂料は200,000円(1灯)となります。
・小型献灯(1灯) 3,000円
※小型献灯の永代献灯初穂料は70,000円(1灯)となります。
◆お問い合わせ
靖国神社社務所(TEL:03-3261-8326)