日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」より転載
広島県の私立尾道高校は、国際感覚や幅広い教養を身につけ、国際社会で活躍できる人材を育成
しようと、7月28日から4泊5日の日程で初の「台湾研修旅行」を実施している。29日は日本とゆか
りの深い嘉義公園などを訪れた。中央通信社が伝えているので下記にご紹介したい。
記事では生徒15人となっているが、この台湾研修旅行に参加した生徒は11人(中学生も1人参
加)。加藤晴彦・理事長、黒木巖・校長、教員2人の4人で引率、総勢15人で臨んでいる。
初日の28日は李登輝元総統を表敬訪問し、約2時間、日本と台湾の絆を深める講話に聴き入った
そうで、嘉義の中正大学の学生宿舎を拠点に研修しているという。
学校のホームページでも研修旅行の模様をアップしているのでご覧いただきたい。密度の濃い充
実した研修の様子が分かる。
◆第1回台湾研修旅行[尾道中学校・尾道高等学校ホームページ] http://onomichi.ac.jp/app-def/S-102/WP/?p=3681
尾道高校といえば、ミュンヘンオリンピックの水泳男子100メートル平泳ぎの金メダリスト田口
信教氏を思い出す人もいるかもしれない。かつて水泳の黄金時代を持つ高校。近年はラグビーや野
球で頭角を現している。
学校側は、今回の台湾研修で「日本人としての自覚」と「日台友好の絆の認識」を深めさせ、ひ
いては「国際社会の平和と安定」に寄与する意識をも育ませるものとしたいと抱負を述べ、この研
修を糧に、来年春は初の台湾修学旅行を実施したいとも述べている。
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広島・尾道市の生徒 日本統治時代の神社跡などを見学/台湾
【中央通信社:2014年7月30日】
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201407300002.aspx
(嘉義 30日 中央社)夏の研修プログラムで台湾を訪問している広島県の私立尾道高校の生徒15
人が29日、嘉義市の嘉義公園を訪れ、園内にある孔子廟や日本統治時代の神社跡などを見学した。
嘉義市政府によれば、今年初めに広島県尾道市の平谷祐宏市長が同市を訪れ、友好都市として提
携する可能性を示唆したこともあり両市の交流が進んでいるという。嘉義市は生徒たちの訪問に際
し、観光処を通じて日本語と英語のガイドの派遣を行った。
嘉義公園は日本統治時代の1910(明治43)年に造られ、園内には1943(昭和43)年に建てられた
嘉義神社の社務所などが残っている。現地を訪れた生徒たちからはひっきりなしに質問が飛び出
し、関心の高さがうかがえた。
生徒たちが参加しているのは、台湾の中正大学が初めて開催した、台湾と日本の歴史を深く理解
してもらうためのプログラムで、4泊5日の全行程が英語と中国語のカリキュラムで構成されている。
(江俊亮/編集:杉野浩司)
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