【ニュース】立法委員(苗栗県)補欠選挙で国民党が敗北

【ニュース】立法委員(苗栗県)補欠選挙で国民党が敗北
2009.3.15

            台湾の声

 選挙時に買収など不正を働いたとして李乙廷氏(中国国民党)の立法委員(国
会議員)の当選無効判決が確定したことを受けて3月14日、苗栗県一区の立法委
員補欠選挙が実施され、無所属の康世儒氏(現・竹南鎮長)が当選した。

 今回、与党・国民党は李乙廷氏の当選無効の重みを反省することなく、李乙廷
氏の妻である陳鑾英氏を公認候補としたことが世論の反発を招いた。

 当選した康世儒氏は、もともと国民党籍だったが、昨年1月の立法委員選挙で
民主進歩党(民進党)の杜文卿候補を支持したとして国民党から2年間の権利停
止処分を受け、今回の補選には国民党を離党して無所属で出馬、民進党の支持も
とりつけた。地元の竹南で大きくリードし、1600票差で勝利した。

 投票率は42.1%と低かったが、もともと苗栗県は国民党の基盤が強く、国民党
が動員したにもかかわらず国民党候補が落選したことは、台湾世論の国民党への
反発が強まっていることを意味する。

康世儒(無所属) 41696 当選
陳鑾英(国民党) 40096


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