【ニュース】台湾映画「海角7号」が一部修正の上、中国で上映

【ニュース】台湾映画「海角7号」が一部修正の上、中国で上映
2009.2.16

            「台湾の声」

 昨年台湾で爆発的にヒットした台湾映画「海角7号」が2月14日、中国で初め
て公開された。しかしながら、上海の「上海影城」映画館では、券が売れ余り、
空席が目立った。

 その理由として、中国当局の情報操作により、「海角7号」の知名度が一般大
衆に浸透していなかったことや、映画館のチケットが80人民元(約1100円)であ
るのに対し、5人民元で「海角7号」の海賊版ディスクが街角で売られているこ
となどが考えられるという。

 同映画の中で日本統治時代の台湾人と日本人の恋愛を描いている内容について
中国当局が「皇民化のきらいがある」などとして放映を見合わせる動きが台湾マ
スコミを通じて報道されたが、中国側も台湾との友好ムードを壊さないため、放
映の実現に向けて準備が進められていた。

 同映画のセリフには、台湾語(ホーロー語)や日本語が多用されている。中国
当局による修正後も、台湾語や日本語のセリフの多くはそのまま残されたが、「
茂伯」(茂おじさん)が話す台湾語掛け合いや日本語のセリフがカットされ、ス
トーリーのつながりが不自然になっている箇所があるという。


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