【NHK】産経記事ー歴史を歪曲する方法

【NHK】産経記事ー歴史を歪曲する方法
この産経の記事の中で、知日派台湾人を筋金入りの反日家として登場させ、その人から「あんたの後ろには中共がついているんだろう」と文句をいわれた担当ディレクターとは、濱崎憲一氏だ。NHKは「台湾から抗議は受けていない」と公言してきたが、これでそれもウソだと判明した。

NHKの福地茂雄会長宛てに、番組制作責任者・濱崎憲一ディレクターの罷免要求を!

[NHK] 03(3465)1111(代表)
 視聴者コールセンター 電話:0570−066066 FAX: 03−5453−4000
メール:http://www.nhk.or.jp/css/goiken/mail.html
※福地会長に宛てたファックスは有効だ。

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産経新聞(2009.4.30)より

【くにのあとさき】東京特派員・湯浅博 歴史を歪曲する方法

 右であれ左であれ「事実そのものを封ずる空気」というのは
、いやなものである。とくに、歴史を扱うドキュメンタリー映
像には何度もだまされてきたから、ハナから事実と思ってみな
いクセがついてしまった。哀(かな)しいことに。

 つい最近も、台湾情勢に関心がある人ならすぐに「変だな」
とテレビの小細工に気づく番組がまたあった。日本が横浜開港
から世界にデビューして150年間をたどるNHKの「シリー
ズ・JAPANデビュー」である。

 その第1回放送『アジアの一等国』を再放送で見た。テーマ
は50年に及ぶ日本の「台湾統治」だから、制作者は植民地政
策の悪辣(あくらつ)さを暴き出すことに熱心だ。台湾人すべ
てを「漢民族」でくくるたぐいの荒っぽさが随所にあった。

 なにより『母国は日本、祖国は台湾』の著者、柯徳三さん(
87)ら知日派台湾人が、筋金入りの反日家として登場したの
には仰天した。日本人も驚いたが、本人はもっとビックリした
。放映後、柯さんは担当ディレクターに「あんたの後ろには中
共がついているんだろう」と文句をいったと後に語っている。

 異民族による台湾支配だったから、当時の柯さんらが差別を
感じていたことは事実だ。番組でも、「私のいとこのお姉さん
が、日本人の嫁になって日本へ行ったけれどね、戸籍が入らん
。こういうのが差別でしょう」と憤懣(ふんまん)をぶつけた
。柯さんはじめ、仲間の蒋松輝さん、藍昭光さんも差別された
ときの悔しさを語っている。

 ただ、「母国は日本」とまで公言している人々が、日本統治
時代に関して洗脳、差別、恨みばかりを強調するだろうか。

 同じ疑問を感じた視聴者は多い。だが、NHKは「日本とア
ジアとの真の絆(きずな)、未来へのヒントを見いだそうとし
たものです」と無味乾燥な答えで押し切った。

 それならと、義憤に駆られた衛星放送の「日本文化チャンネ
ル桜」はさっそく現地に飛んで、番組に出演した柯さんらを交
えて座談会を開いた。

 藍さんは「終戦で台湾人による統治ができると考えた。だが
、中国人がきて衛生、治安がでたらめになった。虐殺事件が起
きて、戦前のよかった日本時代を思いだした」と語る。日本統
治の良い面とは、教育、病院、鉄道などのインフラに集約でき
るという。

 柯さんは「日本統治の善しあしは半分半分なんです。NHK
には両方をいった。日本人がいやがる部分はカットしていいよ
といったのに、逆に悪い面だけを放映した」という。そして冒
頭の「後ろに中共がいるんだろう」との怒りにつながる。

 制作者がシロをクロと言いくるめる番組をつくろうと思えば
、取材対象の見解からクロばかりを抽出すれば事足りる。そこ
には、善意ある台湾人の複雑微妙な心理は配慮されない。歴史
事実を歪曲(わいきょく)してしまう古典的な手法である。

 昨年も、神社と戦争の結びつきを強調した映画に『靖国』が
あった。靖国神社のご神体は鏡と剣であり、どちらが欠けても
成り立たない。だが、中国人監督は半分の剣だけを摘出して「
武」のイメージを極大化した。90歳の刀匠が節目に登場する
のはそれが理由だろう。刀匠から「事前説明とは違う」と抗議
されると、監督は「政治の圧力か」とそらした。

 『アジアの一等国』であれ『靖国』であれ、「事実そのもの
を封ずる空気」はいやなものである。

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