【東京マラソン】台湾人を「中国人」扱い

【東京マラソン】台湾人を「中国人」扱い
【東京マラソン】台湾人を「中国人」扱い

メルマガ版「台湾は日本の生命線!」より転載

東京マラソンに参加の親日台湾人を「中国人」扱いにする主催者の非礼と堕落

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日本とマラソンが大好きで、毎年東京マラソンに参加を申し込んでいる台湾の友人がいる。

来年は二月二十六日に行われるそうで、ちょうどいま主催の東京マラソン財団は参加申し込みを受付中なのだが、それについてその友人から連絡が来た。

話によれば台湾人の場合、外国人用の申込書上では、国籍の項目で「CHINESE TAIPEI(TPE)」にチェックしなければならなく、それが納得できないのだという。

当然だろう。彼の国籍は「China」ではない。もちろん「Taipei」でもない。国交がないから「中華民国」と使えないなら、一般的な呼称である「台湾」にすればいいのだが、わざわざ「中国の台北」などとするなど、そもそもそんな「国」は存在しないのだから、おかしい。

要するに台湾は将来中国に侵略、併呑されるべき地域だと言っているのだろう。東京マラソン財団は否定すると思うが、しかし実際にそう言っているのだ。

そこで友人のため、東京マラソン財団に電話を掛けてみた。「台湾人が悔しがっている。なぜこのような表記にしたのか」と。

すると、「日本陸上競技連盟と協議し、国際陸上競技連盟の規定に従った。だから訂正はしかねる」ときっぱり。ちっとも悪びれていないことが分かった。

「いったいどんな規定があるのか」「本当に台湾人の国籍を書き変えろと規定されているのか」と質問しても、「意見として承る」(多分上司から「そう言え」と指示されている)などと答える。

私が「台湾人の悔しさが分からないのか。これは人権問題なのだ」といってはじめて、相手は事の重大さに少し気付いたようだった。だいたい日本人など、いつもこのように、台湾人には薄情だ。外国に行って自分の国籍が「Chinese Tokyo」に書き換えられた時の怒りや屈辱感を想像したらいいと思うのだが。

そもそも「チャイニーズタイペイ」とは、中国の圧力を受けた国際五輪委員会(IOC)により、「中華民国」の国号の使用を禁じられた台湾が、国号の代わりに用いる呼称だ。台湾を「中国の台北」とするものだから、中国に受けいれられているのである。

「チャイニーズタイペイ」の漢字表記は「中華民国の台北」の略称と受け取れる「中華台北」で、中国も台湾側に譲歩し、それを受けいれたわけだが、しかしあの国の五輪委員会やメディアは常々「中国台北」(中華人民共和国の台北)と書き換え、台湾側の抗議を受けるなどしている。

もっとも「チャイニーズタイペイ」は国際社会に対し、「中国台北」、つまり「中華人民共和国の台北」との印象を与えるものだ。だから最近では北京五輪開催前後に、米国の航空会社や某国の入国管理官が「チャイニーズタイペイ」を台湾の新たな正式名称と誤解するとのトラブルも続発した。

このように「チャイニーズタイペイ」は中国の政治的な野心、宣伝工作が反映された極めて政治的な呼称なのである。

そして中国の政治的野心が関わっているからこそ、世界の人々は中国とのトラブルを避けようと、その意向に沿おうと必死になるわけだ。

国際陸上競技連盟はIOCの規定に従って「チャイニーズタイペイ」を使用し、東京マラソン財団もそれに従っているという話だが、ここで気になるのが、いったいいかなる「規定」が存在し、そしてなぜそれに同財団は従わなければならないのかだ。もしや中国への配慮で過剰な対応をしているのではないか。

私はそのことを電話に出た相手に質問した。折り返し電話で回答すると言っていたが、あれから数時間が経つのに、いまだ連絡はない。

私は参加申込書の国籍欄にまで「チャイニーズタイペイ」の使用を強要するのは、はっきり言って行きすぎだと思っている。

そして毎年参加する大勢の台湾人に対して極めて非礼であり、日本の信用と名誉を著しく損ねるものであると。

中国などへの過度の配慮が生むものは、往々にしてこうした堕落なのである。

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