本展は、2003年10月に開館し、今年で活動5年目を迎えた国立台湾文学館との共催に
よる文学館交流展です。歴史上、日本と深いつながりを持ち、戦前・戦後を通じて多彩
な作家・作品を輩出してきた台湾文学の世界ですが、残念ながら現代の日本では、そう
した文学的成果が広く知られているとはいえません。今回の展示では、台湾文学館の沿
革、所蔵する直筆原稿・書簡などの貴重資料、現在の活動などを紹介し、ひいては台湾
文学の魅力へ新たな読者を誘うことをめざします。
・日台文人交友のサイン帳−「雅人深致」「得心応手」「宜書宜画」「翰墨因縁」
1930年代中期〜1940年代 国立台湾文学館所蔵
・台湾民族社会運動家・林献堂と中国初の啓蒙思想家・梁啓超との往復書簡
1911年(明治44) 国立台湾文学館所蔵
・「台湾新報・青年版」<逞しき群像>創作メモ
1945年(昭和20)国立台湾文学館所蔵
・「台湾文芸連盟本部」扁額
1934年(昭和9)国立台湾文学館所蔵
■県立神奈川近代文学館 Kanagawa Museum of Modern Literature
横浜・山手 港の見える丘公園内
〒231-0862横浜市中区山手町110 045-622-6666
http://www.kanabun.or.jp
開館時間:午前9時30分〜午後5時(入館は4時30分まで)
観覧料:一般400円(20名以上の団体は300円)
20歳未満及び学生200円(団体150円)
65歳以上・高校生以下無料
休館日:月曜日(7月21日は開館)
■主催:県立神奈川近代文学館、財団法人神奈川文学振興会、国立台湾文学館、行政院
文化建設委員会
■後援:NHK横浜放送局、神奈川新聞社、TVK
■協賛:東京急行電鉄株式会社、神奈川近代文学館を支援(サポート)する会
■記念講座「台湾文学の魅力」
7月5日(土)14:00 辻原登「台湾の文学と友人たちに寄せて」
7月13日(日)14:00 黄英哲「台湾の『藤野先生』−台湾における魯迅文学」
会場:県立神奈川近代文学館展示館2階ホール 定員:各日220名
料金:各日800円、4回セット2,400円
■漢唐楽府演奏会(予定)
8月2日(土)15:00
会場:県立神奈川近代文学館展示館2階ホール 定員:220名(当日先着順)
料金:無料