6月14日〜8月3日、神奈川近代文学館−文学館交流展「台湾文学館の魅力」

常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち」第3部と同時開催

 本展は、2003年10月に開館し、今年で活動5年目を迎えた国立台湾文学館との共催に
よる文学館交流展です。歴史上、日本と深いつながりを持ち、戦前・戦後を通じて多彩
な作家・作品を輩出してきた台湾文学の世界ですが、残念ながら現代の日本では、そう
した文学的成果が広く知られているとはいえません。今回の展示では、台湾文学館の沿
革、所蔵する直筆原稿・書簡などの貴重資料、現在の活動などを紹介し、ひいては台湾
文学の魅力へ新たな読者を誘うことをめざします。

・日台文人交友のサイン帳−「雅人深致」「得心応手」「宜書宜画」「翰墨因縁」
 1930年代中期〜1940年代 国立台湾文学館所蔵
・台湾民族社会運動家・林献堂と中国初の啓蒙思想家・梁啓超との往復書簡
 1911年(明治44) 国立台湾文学館所蔵
・「台湾新報・青年版」<逞しき群像>創作メモ
 1945年(昭和20)国立台湾文学館所蔵
・「台湾文芸連盟本部」扁額
 1934年(昭和9)国立台湾文学館所蔵

■県立神奈川近代文学館 Kanagawa Museum of Modern Literature
 横浜・山手 港の見える丘公園内
 〒231-0862横浜市中区山手町110 045-622-6666
 http://www.kanabun.or.jp

 開館時間:午前9時30分〜午後5時(入館は4時30分まで)
 観覧料:一般400円(20名以上の団体は300円)
 20歳未満及び学生200円(団体150円)
 65歳以上・高校生以下無料

 休館日:月曜日(7月21日は開館)

■主催:県立神奈川近代文学館、財団法人神奈川文学振興会、国立台湾文学館、行政院
    文化建設委員会

■後援:NHK横浜放送局、神奈川新聞社、TVK

■協賛:東京急行電鉄株式会社、神奈川近代文学館を支援(サポート)する会

■記念講座「台湾文学の魅力」
 7月5日(土)14:00 辻原登「台湾の文学と友人たちに寄せて」
 7月13日(日)14:00 黄英哲「台湾の『藤野先生』−台湾における魯迅文学」
 会場:県立神奈川近代文学館展示館2階ホール 定員:各日220名
 料金:各日800円、4回セット2,400円

■漢唐楽府演奏会(予定)
 8月2日(土)15:00
 会場:県立神奈川近代文学館展示館2階ホール 定員:220名(当日先着順)
 料金:無料