51人犠牲の太魯閣号脱線事故に菅総理らがお見舞いとお悔やみメッセージ

51人犠牲の太魯閣号脱線事故に菅総理らがお見舞いとお悔やみメッセージ

 4月2日、この日から5日まで台湾は4日間の連休に入った。4日が児童節(こどもの日)と民族掃墓節(清明節ともいい、祖先を祀る伝統的な節日)の祝日にあたったため、2日と5日が振替休日となったためだ。

 連休初日の2日午前9時28分ごろ、花蓮県秀林郷の大清水トンネルに差しかかった太魯閣(タロコ)号が線路脇の斜面から滑落してきたとみられる作業車と衝突してトンネル内で脱線。

 列車はほぼ満席状態で496人が乗っていたそうで、運転手を含む51人が死亡、188人が負傷したと報じられている。死亡者の中には米国人2人とフランス人1人も含まれていて「台鉄が過去約40年内に起こした鉄道事故の中で最大の惨事」(中央通信社)だという。

 太魯閣号脱線の一報を耳にしたとき、車輛の不具合が原因でなければいいがと思った。というのも、太魯閣号の車輛は日立製作所が製造しており、車輛が原因だったら親密な日台間に翳りをもたらしかねないと思ったからだ。

 事故原因はまだはっきりしないが、読売新聞は「捜査機関が責任者を事情聴取し、サイドブレーキのかけ忘れや危険な場所での駐車などの過失があったのではないかとみて詳しく調べている」と伝えている。

 いずれにしても51人もの犠牲者が出た。心からお悔やみ申し上げご冥福を祈ります。また負傷者の方々にも心からお見舞い申し上げます。

 日本からも菅義偉・総理をはじめ、安倍晋三・前総理、加藤勝信・官房長官、茂木敏充・外務大臣、岸信夫・防衛大臣らがお見舞いのメッセージを発している。

 加藤官房長官は記者会見で「台湾側から要請があれば可能な支援を検討したい」と述べ、安倍前総理もツイッターで「この困難な時にあって、台湾の皆さんの友人として、私たちにできることがあれば協力を惜しみません」と心を寄せている。

 台湾の外交部はその御礼として「本日発生した列車事故についてお見舞いとお悔やみのメッセージをお寄せてくだいましたこと、心より感謝いたします。政府は現在、事故の影響を受けた方々の支援を行うとともに、一日も早い復旧を目指して努力しているところです」とツイートしている。

—————————————————————————————–脱線30分前、工事責任者が事務所に入ると…滑り出したトラックが線路脇に滑落【読売新聞:2021年4月3日】

 【台北=杉山祐之】台湾東部・花蓮県で2日発生した特急「太魯閣(タロコ)」号脱線事故で、原因究明の動きが本格化し、列車と衝突した作業用車両側の人為的な過失が事故につながった可能性が浮上している。

 台湾当局は3日、作業用車両が列車と衝突した経緯を発表した。車両はトラックで、台湾メディアはクレーン付き車種と報じている。

 衝突現場のトンネル付近では現在、斜面の安全対策工事が行われている。事故の約30分前、このトラックを運転してきた工事責任者が事務所に入った後、止めていた車が動き始め、線路脇の斜面に滑落した。

 捜査機関が責任者を事情聴取し、サイドブレーキのかけ忘れや危険な場所での駐車などの過失があったのではないかとみて詳しく調べている。

 当局発表によると、列車に乗っていたのは計496人で、51人が死亡、188人が負傷した。米国人2人とフランス人1人の死亡が新たに確認された。

 蔡英文(ツァイインウェン)総統は3日、花蓮入りし、犠牲者の遺族に哀悼の意を表し、入院している負傷者を見舞った。蔡氏は「遺族や負傷者が最大限の助力を得られるようにしたい」と述べた。

 行政院は3日から3日間、台湾全土で半旗を掲げるよう関係各機関に指示した。

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