線)の客室乗務員同士の相互交流だ。
JR九州は11月19日、台湾高速鉄道の列車にJR九州の客室乗務員が乗務し、次は台湾
高速鉄路の客室乗務員がJR九州の列車に乗り込んで車内サービスを体験するとする発表。
12月9日から客室乗務員5人が訪台し、現地で教育・訓練を受けた上で列車に乗り込んで20
日まで車内サービスを体験していた。
21日、台湾での実務交流を終えた5人は帰国したが、「台湾ではお世話になりいろいろ学
んだとし、研修の期間があまりに短く日本に帰りたくないほどだと語った」と語っている
という。
2014年1月13日から25日まで台湾高速鉄道から5人の客室乗務員が来日し、今度はJR九
州の列車に乗り込んで車内サービスを体験する。
毎日新聞は「両社はかねて視察するなど友好関係にあり、今回も相互交流の一環として
初めて実現した。担当者間で『こんな研修ができたらいいね』と話していたという」と伝
えている。
交流は積み重ねであり、お互いが必要とするところに生まれ、人と人との心の交流が伴
わなければ絆は深まらないことを伝えるエピソードだ。編集子がテレビのプロデューサー
やディレクターだったら、日台5人の客室乗務員のドキュメンタリー番組を企画するところ
だ。
JR九州乗務員ら、台湾新幹線での研修終えて涙のお別れ
【中央通信社:2013年12月21日】
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201312210008.aspx
(台北 21日 中央社)JR九州の客室乗務員5人が台湾での実務交流を終え、21日帰国の途
についた。5人は台湾がすっかり気に入り、涙する人もいた。
この相互交流は台湾高速鉄道とJR九州で、客室乗務員のスキルアップと鉄道会社の知名
度向上をはかるため行われているもので、日本人乗務員5人の研修が台湾で今月9日から始
まった。
5人は日本語のできる台湾高鉄側の乗務員とペアを組んで列車に乗り込み接客業務を体
験。中国語での簡単な会話にもチャレンジして乗客からも好評だった。
2週間の研修が終わり20日に行われた修了式では、台湾高鉄の欧晋徳会長が挨拶の中で今
回の交流で鉄道協力の新しい1ページが切り開かれたとし、今後も各界の声に応えるべく
鉄道同士の協力提携を続けていきたいとの考えを示した。
日本人乗務員らは今回初めて台湾を訪れ、研修期間中は毎日、台湾高鉄の乗務員らと生
活を共にし、台湾の食事も気に入ってすっかり台湾が好きになったといい、修了式では涙
していた。
乗務員の1人、有須田知美さん(=写真右)は声を詰まらせながら、台湾ではお世話にな
りいろいろ学んだとし、研修の期間があまりに短く日本に帰りたくないほどだと語った。
また、“謝謝(シエシエ)”と何度も言う以外、どうやってお礼の気持ちを伝えてよいか
わからなくて悔しいと述べた。
この5人は21日、帰国の途についたが、来年1月13日、今度は台湾高鉄の乗務員5人がJR九
州へ赴き交流する。
(汪淑芬/編集:谷口一康)