黄崑虎氏が転向したとデマを流す親中派 [本会理事 薛 格芳]

李登輝氏「転向」を掲載した「壹週刊」が今度は黄崑虎氏を標的に捏造記事

 何とも面妖な記事が台湾の「壹週刊」に掲載されました。本会のカウンターパートナ
ーである李登輝之友会の黄崑虎・全国総会長が中国国民党の馬英九・総統候補と会って、
対抗相手(つまり緑陣営)に支持や寄付をしないという約束をしたというものです。

 本会の薛格芳理事がその詳細を伝えていますのでご紹介します。

 昨夕、黄崑虎先生に連絡しましたら、やはり「壹週刊」の記事には怒り心頭の様子
でした。

 以前ならいざ知らず、最近は馬と会ったこともないと明言。あの温厚な黄先生が声を
荒げて「馬を支持するなどと、口が裂けても言わない。国民党は汚い!」と馬英九氏の
ネガティブキャンペーンを非難していました。今後も「自由時報や民視を軸に精一杯反
論する」とのことでした。                      (編集部)


黄崑虎氏が転向したとデマを流す親中派

                   日本李登輝友の会理事・青年部長 薛 格芳

 台湾で売られている香港系の「壹週刊」は、李登輝氏の「転向」のデマを流した悪質
な反台湾の雑誌として、日本でも少し有名になりましたが、最近またでたらめな報道を
行って、台湾に打撃を与えようとしました。

 今回のターゲットは台湾の「李登輝之友会」の全国総会長である黄崑虎氏です。黄会
長のことなら、台湾李登輝学校研修団に参加したことのある方の多くはご存じです。い
つも日本精神で、台湾を愛する日本人を温かく迎えてくれています。

 その黄会長のことを、「壹週刊」の8月16日号は次のように報道しました。

 「馬英九はこの間、嘉義で副総統候補のパートナーの蕭万長の手配で『養鶏大王』で
ある李登輝之友会全国総会長黄崑虎と面会した。馬の側近の話によると、馬とグリーン
陣営の黄は親しげで、黄に馬の選挙応援を即座に約束させられなかったが、少なくとも
黄に二度と対抗相手に支持や寄付をしないという約束は取り付けることができたと言っ
ている」

 黄会長はこれを読んでびっくりし、自由時報に投稿して「馬と会っていない」と主張
し、馬に対して「本当の話をしろ」と要求しました。ところが馬は「彼が会っていない
というなら会っていないのだろう。しかし機会があれば黄ととても会ってみたい」と言
っているというのです。

 グリーン陣営を分裂させようという魂胆なのです。

 そう言えば馬英九は昨年日本に来た時、「安倍首相と会見した。安倍首相は李登輝批
判をした」というデマを流しました。それでさんざん批判されたのに、何度も同じ手口
を使うのですね。

 黄会長は声明を出し、「これは馬陣営である国民党による人格侮辱、ネガティブキャ
ンペーンだ」、「台湾人は目覚めろ、そして台湾主体の立場を堅持しろ。台湾人は今回
の例を見て、二度と騙されないようにしよう」と訴えています。

 黄会長は「壹週刊」に、本人のインタビューを同じスペースで掲載しろと要求してい
ますが、この悪質雑誌はどう答えるのでしょうか。

 台日共栄のために暑いなかでも頑張っている皆さ〜ん、私たちの敬愛する黄会長が「
転向」したという噂を聞きましたら、それは中国国民党が流したデマですので、心配し
ないで下さい。黄会長が「私は台湾本土政権を支持する理念は絶対変わりません」と明
言しています。

 中国国民党は、でっち上げとネガティブでしかなす術を知らない人達の集まりなので、
台湾人はいい加減に騙されるのを止めましょう。



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