の江宜樺・院長がその日のうちに引責辞任を表明、本日(12月1日)10時、行政院臨時会議を開き
内閣総辞職を決める。
台湾の報道によれば「重大な政策決定を行わない、いわゆる選挙管理内閣となる。総辞職人事
は、政務次長クラス、各部部長、及び行政院秘書長、副院長ら、合計81名にのぼる」(11月30日付
「台湾国際放送」)という。
一方、注目されている馬英九氏の中国国民党主席の去就だが、台湾メディアは「国民党は、馬英
九・総統は負うべき責任を負うとして、12月3日の国民党中央常務委員会で、重大な発表を行うこ
とを明らかにした」と報じ、馬氏が党主席を辞任した場合は「呉敦義・副総統が代理主席となり、
3ヶ月以内に臨時全国代表大会を開いて新しい主席を選出する」(11月30日付「台湾国際放送」)
とも伝えている。
台湾 馬総統 党主席辞任の見通し強まる
【NHKニュース:2014年12月1日】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141201/k10013611691000.html
台湾の馬英九総統は、先月29日に行われた統一地方選挙で与党・国民党が大敗した責任を取っ
て、兼務する党の主席を辞任する見通しが強まり、党内での求心力の低下が進むことになりそうで
す。
台湾では、先月29日に行われた統一地方選挙で、馬英九総統が主席を務める与党・国民党が、県
知事と市長のポストのうち、台北市で無所属の新人に敗れるなど、改選前より半分以上減らして大
敗しました。
こうしたなか、台湾の複数のメディアは30日、馬総統が選挙の大敗の責任を取って党の主席を辞
任する見通しとなり、3日に開かれる党の会合で発表する予定だと伝えました。
また、国民党の報道官はNHKの取材に対し、「馬主席は地位には執着せず、負うべき責任から
は逃げない」と述べるとともに、「あさっての会合で重大な発表がある」として、辞任を示唆しま
した。
馬総統は2008年に総統に就任し、翌年、国民党の党首に当たる主席を兼務しました。
馬総統は、総統の残りの任期がおよそ1年半となるなかで、国民党の主席を辞任することになれ
ば、党内での求心力の低下が進むことになりそうです。