東京の夏の風物詩として親しまれている靖國神社の「みたま祭」が7月13日から始まり、
明日16日まで行われている。
先に本誌でもお伝えしたように、大東亜戦争で実兄を亡くされたご遺族でもある李登輝
元総統は昨年初めて「懸ぼんぼり」を奉納された。揮毫は「誠實自然」。今年も「懸ぼん
ぼり」を奉納され、「成仁護國」と揮毫されている。
本会の小田村四郎会長や岡崎久彦副会長も懸ぼんぼりを奉納していて、李元総統のぼん
ぼりの近くに位置していた。台湾の阿里山檜でつくられ、大きな菊のご紋章が映える神門
(しんもん)を入り、本殿に向かって左手、いわゆるメインコーナーに懸けられていた。
本会は今年も大型の提灯を献灯している。今年は蔡焜燦先生(台湾歌壇代表、李登輝民
主協会理事長)が初めて献灯し、また、毎年、靖國神社で台湾出身戦歿者慰霊祭を斎行し
ている「李登輝学日本校校友会」(天目石要一郎理事長)も献灯している。
神門の手前左手の中段に、李登輝学校日本校友会の献灯を真ん中に、左が蔡焜燦先生、
右に本会の献灯が掲げられている。
ちなみに、李登輝学校日本校友会の台湾出身戦歿者慰霊祭は、今年から11月23日、永代
神楽祭の奉納に合わせて実施されることになった。
みたま祭の期間中は「江戸芸かっぽれ」が披露されたり、歌手の「つのだ☆ひろ」氏に
よる特別野外コンサートや日本歌手協会有志による歌謡特別公演が行われ、青森ねぶたや
地元の神輿振りも奉納されるなど、盛りだくさんのイベントが組み込まれている。
境内には、たこ焼きや焼きそばなど200店を超える「夜店」がズラリと立ち並び、台湾の
夜市の雰囲気もたっぷり味わえる。ぜひお出かけください。
◆ 靖國神社ホームページ「第65回みたままつりのご案内」
http://www.yasukuni.or.jp/news_detail.php?article_id=0084