陳外交部長 胡錦濤氏に新たな台湾政策推進求める

【毎日新聞 10月18日】
 【台北・飯田和郎】台湾の陳唐山・外交部長(外相)は18日、同部庁舎内で
毎日新聞とのインタビューに応じ、江沢民氏の完全引退により党・政府・軍の三
権を掌握した中国の胡錦涛・国家主席について「比較的若く、現代的な思考も持
っている。それはわれわれが一定程度、期待する理由であり、(台湾問題の)平
和的解決を期待する声が世界に存在することがわかるだろう」と述べた。
 陳部長はさらに「『第4世代』という意味には、民主的な思考を持つことも含
まれている。経済など各方面で発展していくためには世界観が取り入れられてい
くはずだ」と述べ、「第4世代」と呼ばれる胡指導部は毛沢東、トウ小平、江沢
民氏ら過去の指導部とは異なるとの認識を示した。
 陳部長はまた、中国の対日外交上、台湾問題が大きな比重を占めるようになっ
ているとの認識を示し、その理由として、「中国が『中国の一部』と主張する台
湾は、かつて日本の植民地で『日本の一部』だった。このことから、中国は『台
湾と日本は常に一緒に行動する』と感じている」と指摘。日本に歴史問題を強調
する場合、台湾問題に結びつけやすいとの見方を示した。
 一方で、陳部長は中国が進める台湾向けミサイルの増強について、強い懸念を
表明するとともに「日本、米国、台湾は人権や民主の理念を共有する。共に手を
組み、中国に対し平和・共存の理念を明確に説くべきだ」と語り、陳水扁政権2
期目の外交の重点として日米との連携強化を挙げた。
 さらに在日米軍の再編成問題に絡み、台湾に近い沖縄駐留海兵隊の縮小案が浮
上していることについて、陳部長は「米国がここ(台湾)を見捨てるとは思わな
い」と強調、再配置計画は機能性を重視したもので、台湾海峡情勢への直接の影
響はないとの見方を示した。


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