阮美[女朱]さんの新著『漫画 台湾二二八事件』と『台湾二二八の真実』

岡崎久彦氏が帯文で推薦し、李登輝前総統が序文で推薦!

 1947年2月28日に台湾で起きた2・28事件は、前途有為の台湾青年ら約3万人を虐殺した
国民党による台湾人弾圧事件だった。日本では扶桑社版『新しい歴史教科書』でも取り上
げられたが、日本だは未だによく知られていない。
 台湾新生報の社長をつとめていた阮朝日氏も犠牲者の一人で、父の足跡を娘の阮美[女朱] (げん みす)さんが追い求め、現在、出身地の屏東に「阮朝日二二八記念館」まで開設
している。開設直後に李登輝前総統もこの記念館を訪問している。
 阮美[女朱]さんが、2・28事件とはどういう事件だったのかを漫画で分かりやすく描いた
作品と、父・阮朝日氏の足跡を描いた作品の2著を同時に「まどか出版」から刊行した。日
本人も犠牲になったと言われている2・28事件だ。本書を通じて、その全貌をぜひ知っても
らいたい。                              (編集部)

■阮美[女朱]原作、張瑞廷画『漫画 台湾二二八事件』
 まどか出版(A5変型判・160頁・並製・定価1200円+税)

 長年、2・28事件の真相を追ってきた阮女史が、二二八事件の諸相をわかりやすくまとめ
て、漫画で描く。貴重な資料編も併載。台湾で出版された『漫話二二八』の翻訳出版。日
本版のみに特別に付された豊富な注記で、よりわかりやすい内容に!
*帯書きは岡崎久彦氏(日本李登輝友の会副会長)。

■阮美[女朱]著『台湾二二八の真実−消えた父を探して』
 まどか出版(四六判・256頁・上製・定価2000円+税)

 2・28事件で受難した阮朝日氏(台湾新生報社長)の行方をその娘が追う迫真のドキュメ
ント。台湾で出版された『孤寂煎熬四十五年』を日本人に向けて再編集して翻訳出版。
*序文は李登輝前総統



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