ずき・けいすけ)衆議院議員は小倉将信(おぐら・まさのぶ)青年局国際部長などととともに参加
し「価値と利益(interest)を共有する、そして何よりも両国の国民感情が極めて親密な日台の連
益強化に向けて、私も次世代の政治家としてしっかりと努力してまいります」と自分のブログにつ
づっていた。
8月9日、牧原秀樹(まきはら・ひでき)衆院議員の後任として「総理への登竜門」ともいわれる
自民党青年局長に就任、本日(8月22日)から、自民党青年局の台湾訪問団の団長として訪台する
という。下記にその「けいすけブログ」をご紹介したい。
訪台に先立ち、8月18日に謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表を表敬訪問して会談。自民党青
年局のホームページは 「『若手の交流を続けて10年、20年先も見据えた関係を築けるよう汗をか
きたい』と話す鈴木局長に対し、謝代表も『日台関係は世界の模範。信頼関係があればトラブルが
起きても離婚はしない』と応じ、双方が関係強化のために努力していくことを確認しました」と伝
えている。
鈴木議員は、本会の「日台関係基本法」の制定にも賛同していて、鈴木議員は日台若手議連にも
加盟している。
◆鈴木青年局長が謝長廷台北駐日経済文化代表処代表と会談【自民党青年局:8月18日】
http://youth.jimin.jp/news/132900.html
重要度を増す日本と台湾の関係
【けいすけブログ:2016年8月21日】
http://www.suzukikeisuke.jp/
明日の夕方、自民党青年局の台湾訪問団の団長として台湾に向かいます。正式な国交がない台湾
との関係は伝統的に自民党では青年局が担うこととなっており、私もその関係で今年5月の総統就
任式にも自民党・青年局の代表として出席させていただいたところです。今回も台湾側の多くの要
人や若手政治家との会談を行う予定です。
火曜には蔡総統との会談も予定されているところですが、台湾は地政学的に日本にとって最重要
の国の一つといっても過言ではありません。そして震災における支援を見ても、日本が真に緊密な
関係を国民レベルで持つことができる数少ない東アジアの国の一つでもあります。
東アジアの厳しい国際環境の中で、平和裏に何度も政権交代が選挙で行われる民主主義国家であ
り、また自由な社会でもある台湾が日本の隣人であることの意味は極めて大きいものがあります。
特にアメリカの大統領選を見ていても、アメリカ国民の間にアメリカの対外的積極的関与への支
持が弱まっている現実は無視できません。このことは必ずアメリカのアジア政策、外交政策に大き
な影響をじわじわと与えることなろうと思われます。
加えて中国・北朝鮮という共産主義独裁国家が日本を仮想敵国として着々と軍拡路線を歩んでい
る現状があります。ロシアについても、ウクライナでの軍事行動をみれば明らかですが、本質的に
は力による現状変更を肯定する国といわざるを得ません。
わが国の安心安全という観点からも、さらにはアジアにおける法の支配、自由、人権、民主主義
などの基本的な価値を共有した地域の安定の確立という観点からも、台湾との関係を強化し、各レ
ベルでの信頼関係のさらなる強化は必須です。
特に中国は、A2ADなど長期的にアジアにおけるアメリカの軍事的な影響力を排除しようとい
う戦略目標を持って動いている可能性が高いわけですが、その観点から当面の目標は潜水艦の太平
洋へのアクセスです。
海南島に潜水艦の大規模な基地がある状況を考えれば、台湾がその意味で日米さらには豪州との
連携において果たす地政学的役割は極めて大きいものがあります。これは私が出席している毎年台
北で開催されている日米台安全保障フォーラムにおいても提起させていただいたポイントですが、
その意味で様々な情報共有などを進めていくことも極めて重要です。
さらに、先の国会で私も与党理事として安倍総理と台湾のTPP加入についてやりとりさせてい
ただきました(http://www.jiji.com/jc/article?k=2016040700040&g=pol)が、経済連携も地政学
的な要素をはらみます。
今後の日本と台湾の関係を総合的戦略的に、日本台湾の若手政治家同士の議論を通じても考えて
いきたいと思います。