焼身自決という衝撃的な最期を遂げられた台湾の鄭南榕烈士没後18年目の本年4月1日
(日)、第3回目となる「台湾建国烈士 鄭南榕先生を偲ぶ会」が開催されます。
台湾からは6名が参列し、ご遺族の葉菊蘭夫人(昨年11月、高雄市長として八王子市と
友好交流協定を締結。元行政院副院長)、鄭南榕烈士の親友で、その歿後、烈士が焼身自
決されたところを「鄭南榕記念館」として運営する鄭南榕基金会初代理事長で、台湾では
よく知られる詩人で作家の李敏勇氏、弁護士で基金会現理事長の邱晃泉氏など、いずれも
初めての参列となります。
台湾駐日代表処からは許世楷大使や盧千恵夫人も参列いたします。
主催する鄭南榕顕彰会の宗像隆幸会長は、「台湾青年」編集長としてよく知られていま
すが、生前の鄭烈士と交流があり、歿後も葉菊蘭夫人と親交を続けています。第1回目の
ときは許世楷大使とともに記念講演しており、本年1月、鄭南榕顕彰会の会長に正式に就
任されましたので、会長として初の偲ぶ会に臨みます。
「台湾の吉田松陰」「台湾の三島由紀夫」とも言われ、台湾の民主化・自由化への活路
をまさしく字義通り体を張って見出した鄭烈士の顕彰を通して日台の交流を進める「偲ぶ
会」です。生誕60年を迎えた節目の「偲ぶ会」でもあり、当日の受付も大丈夫ですので、
ふるってご参加下さい。 (編集部)
戒厳令下の台湾において、公開の場で初めて台湾の独立建国を叫び、あるいは228事
件の真相究明を求め、遂には一死をもって国民党の圧政に抗し、台湾に民主・自由の道を
開いた国士・鄭南榕烈士。
鄭南榕烈士は1988年(昭和63年)末、台湾独立建国聯盟主席をつとめていた許世楷氏(
現駐日代表)の「台湾共和国憲法草案」を、自由時代社を主宰し自ら編集長をつとめる週
刊誌「自由時代」に掲載した。年が明け、検察は叛乱罪容疑で召喚しようとしたが、鄭烈
士は頑として応じず台北市内の自社に籠城、国民党の圧制に抗議し、完全な言論の自由を
求め「国民党が私を逮捕できるとすれば、私の屍だけだ」と宣言して、4月7日午前9時
過ぎ、警官隊が包囲する中、自らガソリンをかぶって火を放ち、覚悟の自決を遂げられた。
享年42。
今年は鄭南榕烈士の親友だった詩人の李敏勇先生に「自由への道、そして台湾の魂」と
題してご講演していただき(日本語通訳:林建良氏)、また、葉菊蘭・鄭南榕夫人(前高
雄市長)や李敏勇婦人も参列いたします。
下記の要領で開催いたしますので、ふるってご参加くださいますよう謹んでご案内申し上
げます。
鄭南榕顕彰会会長 宗像隆幸
記
■日 時 平成19年4月1日(日) 午後2時30分〜7時30分(開場:2時)
■会 場 文京区民センター 3F 3A
東京都文京区本郷4-15-14 TEL:03-3814-6731
(文京シビックセンターの斜向い)
【交通】都営地下鉄:三田線・大江戸線「春日駅」徒歩1分
東京メトロ:丸ノ内線・南北線「後楽園駅」徒歩3分
JR総武中央線「水道橋駅」徒歩10分
■講 師 李敏勇先生(詩人、鄭南榕基金会初代理事長)
■演 題 「自由への道、そして台湾の魂」【日本語通訳:林建良氏】
李敏勇先生略歴
1947年(昭和22年)、台湾・屏東生まれ。大学で歴史を学ぶも文学を志し、
1969年に詩と散文の著作を初出版以後、詩集に『鎮魂歌』『野生の思考』『
戒厳風景』など、随筆論集に『ひとりの台湾作家として』『戦後台湾文学省
察』など、詩論集に『詩情と思想』『紙の上の光』『言葉のバラを咲かせる』
など。呉濁流新詩賞、巫永福評論賞、頼和文学賞を受賞。台湾ペンクラブ会
長、鄭南榕基金会初代理事長などを歴任。詩人、作家。
■参加費 1,000円
■懇親会 同会場にて、午後5時30分〜7時30分(懇親会費:2,000円)
■主 催 鄭南榕顕彰会(会長・宗像隆幸)
(日台交流教育会、日本李登輝友の会、台湾研究フォーラム)
■後 援 在日台湾同郷会、在日台湾婦女会、台湾独立建国聯盟日本本部、日本台湾医
師連合、怡友会
■申込み !)ご氏名、!)電話番号を記し、FAXかメールにて、日本李登輝友の会まで
FAX: 03-5211-8810 E-mail:ritouki-japan@jeans.ocn.ne.jp
第3回台湾建国烈士 鄭南榕先生を偲ぶ会 申込書
ご氏名:
TEL:
懇親会:出席 欠席(いずれかに○をつけてください)