開催している。昨年で9回目を数え、今年で節目の10回を迎える。
昨年は、小池百合子・衆議院議員を第1部講演会の講師にお招きし「日台の絆」と題して
話していただいた。第2部は「大忘年会」と称し、日台交流に尽力する各界からのスピー
チ、台湾往復チケットやホテル宿泊券、美味しい台湾名産の果物、陳年の紹興酒などが当
たる例年大好評の「お楽しみ抽選会」を行った。
この「お楽しみ抽選会」は毎年、片木裕一氏の絶妙な進行で進められ、台湾からの留学
生などにプレゼンター役をやっていただき、大いに盛り上がる。「お楽しみ抽選会」でエ
アーチケットが当った方は、念願だった台湾旅行にお孫さんと一緒に行けたとか、チケッ
トを利用して語学留学したりと、皆さん有効に使っていただいているようだ。
昨年、このエアーチケットが当ったのは福本修平(ふくもと・しゅうへい)君。福本君
は戸籍問題の街頭署名などにも積極的に参加し、台湾に深い関心を持っている現役の大学
生だ。しかし、これまで一度も台湾を訪れたことはなかったという。
そこで5月下旬、当ったエアーチケットを利用して初めての台湾旅行に挑んだ。初めての
台湾だったにもかかわらず、日本のパスネットと同じ機能を持つMRT(都市鉄道)の
「悠々カード」を買って地下鉄を利用し、また台湾新幹線こと「台湾高速鐵道」に乗って
高雄まで行って有名レストランで食事をしてくるなど、台湾を満喫したようだ。
福本君から台湾旅行記を送っていただいたので下記に紹介したい。なお、タイトルは編
集部で付したことをお断りする。
貴重な体験の連続だった初めての台湾 福本 修平(学生)
今回、日本李登輝友の会の皆様と旅行代理店のダイナスティーホリデーの皆様のご厚意
により台湾を旅行(5月25日〜5月27日)する機会をいただき、大変感謝しています。
この旅行では、台湾の歴史・文化遺産のみならず、観光事情を見物し、貴重な体験をし
ました。
◆5月25日(金) 東京・羽田空港→台北・松山空港
11時30分に羽田空港国際線ターミナルに到着。早めにチェックインを済ませ、スーツケ
ースを預けた。時間が余ったので 江戸小路を見て回る。出国審査を済ませた後、ハムチー
ズサンドをフードコートで食べる。
14時40分にチャイナエアラインCI221便は羽田空港を離陸。機内食の牛肉炒めは美味し
いかったです。
定刻に台北松山空港(TPE/TSA)に到着。入国審査を済ませ、円から台湾ドルに両替し、
MRT松山機場駅で悠々カードを買い、ホテルセンスにチェックインしました。台湾はス
マホを使っている人が多い。
台北101展望台のチケット売り場には家電製品のコーナーがあり、日本・台湾・欧米メー
カーの製品が売っていました。驚いたことはチャイナのLenovoのブースがあったことです。
観光客は日本・欧米が多く、チャイナ人観光客も多かったです。展望台に昇るのに30分
ぐらい並びました。おみやげに葉書と切手を買いました。スーパーでパイナップルケー
キ、ドライマンゴー、お茶、台湾ビールを買い、台北101フードコートで牛肉麺を食べて、
ホテルに戻り、23:00に就寝。
◆5月26日(土) 台北→高雄→台北
高鐵(台湾新幹線)で左営へ。車内販売で高鐵グッズのストラップとペンを買う。350
NTDだから1050円くらい。東北新幹線の「はやて」の車内販売より少し安い。車内マナーは
日本と同じくらい。台中、台南で降りる人が多い。
高鐵の車両はJR東海の700系の技術を使っている。改札機は切符を裏にして通す。高鐵
の車内のドアは自動ではなく、ボタンを押して開ける方式。
昼食は客家料理店「紅瓦」(redrooftile)。このレストランは台湾でチャイナ人はお断
りで有名なレストランで、民視(FTV)でも取り上げられた。料理もうまく、かつメニ
ューの名前も斬新である。「木登花排骨」を食べた。
その後、MRTに乗り西子灣へ。打狗鐵道故事館は旧高雄港駅を博物館として保存して
いる台湾の産業文化遺産。パンフレットは日本語・中国語・英語があり、記念スタンプも
種類が多く、葉書が売っていた。おみやげに葉書を買う(20NTD)。SLや客車が展示して
あり、高雄85ビルが見える景色の良い場所でもある。
高鐵で台北に戻り228紀念館、総統府、龍山寺、台北駅地下街に行きました。夕食はシン
イエでカラスミ炒飯、イカ団子、切り干し大根の卵焼き、杏仁豆腐を食べました。その
後、太陽餅、阿里山烏龍茶、青島ビールを買いホテルに戻りました。
◆5月27日(日) 台北・松山空港→東京・羽田空港
ホテルよりタクシーで松山空港へ移動し、9時発のCI220便で帰国の途につきました。
羽田空港には12時55分に到着し、無事2泊3日の旅を終えることができました。
このような機会を与えていただいた日本李登輝友の会の皆様とダイナスティーホリデー
の皆様に感謝申し上げます。