昨日の本誌で、日本経済新聞による謝長廷氏への単独インタビューを紹介、「謝長廷氏の駐日台
湾代表就任はまず間違いあるまい」とお伝えしたところ、昨日、謝長廷氏は声明を出し、駐日代表
処代表への就任を打診され、受け入れたことを明らかにした。NHKニュースから紹介したい。
湾代表就任はまず間違いあるまい」とお伝えしたところ、昨日、謝長廷氏は声明を出し、駐日代表
処代表への就任を打診され、受け入れたことを明らかにした。NHKニュースから紹介したい。
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台湾の駐日代表に民進党重鎮の謝長廷氏就任へ
【NHKニュース:2016年4月27日】
台湾で来月20日に発足する民進党政権で、新しい駐日代表に首相に当たる行政院長などを務めた
ことがある謝長廷氏が就任することが明らかになり、日本との関係を重視する蔡英文次期総統の姿
勢を示すものと受け止められています。
謝長廷氏は27日声明を出し、蔡英文次期総統から東京にある日本との窓口機関に当たる台湾の駐
日代表処の代表への就任を打診され、受け入れたことを明らかにしました。
謝氏は69歳。1986年の民進党の結成に参加し、議員に当たる立法委員や、南部の都市、高雄の市
長、それに、民進党の党首などを歴任しました。民進党の陳水扁政権時代には、2005年からおよそ
1年間、首相に当たる行政院長を務めたほか、2008年の総統選挙では、民進党の公認候補として立
候補し、国民党の馬英九総統に敗れました。
謝氏は、京都大学に留学経験がある知日派として知られていて、声明の中で、「台湾と日本の関
係をさらに安定させ、将来は、一般的なパートナーから、運命共同体へと変えたい」と抱負を述べ
ました。
台湾の行政トップの経験者の駐日代表への就任は初めてで、日本との関係を重視する蔡次期総統
の姿勢を示すものと受け止められています。