[読者投稿] 「日台共栄」の鈴木氏論文について

台湾の民進党が「台湾人民抗日記念日」制定を検討していることに対して、5月11日の本
誌で鈴木方人氏の見解を紹介したところ、下記の投稿をいただいたので紹介したい。


 戦後の日台関係について、日本がたいしたことをしてこなかったのは事実だが、それは
蒋介石政権にも責任があるのではないだろうか。大陸反攻を掲げて独裁政権でいては、日
本として関係を持てば危険と判断されたのだろうと思う。また、台湾内の民主勢力を援助
することは、他国に対する内政干渉とも言われかねない。この面で日本に多くを期待しな
いほうがよい。

 南京事件の問題がある。最近東中野先生が、南京虐殺は国民党の宣伝工作であったとい
う本を出版された。この本に書かれたことの根拠は台湾にある国民党の古い資料であった
。東中野先生が訪台し資料を探した時に、南京関連の資料のコピーを取れずに手書きでメ
モしてきたそうだ(本に書いてある)。

 国民党は、東京裁判において日本の南京虐殺を訴えたことは事実。国民党が戦後日本に
対してやったことは、日本に汚名を着せ、その後はそ知らぬ顔をし、結果的に日本におけ
る親中勢力を力づけたことくらいしかない。南京事件は、日本で今では大問題となってい
る。

 台日が協力する、そのためには陳氏のようにその場その場で言うことが変わる人物では
どうにもならない。

 陳氏には明確な台湾の将来への展望はあるのか。独立国台湾を望むのか、あるいは中共
の一地方を望むのか、これは日本人ではなく、台湾人の選択だ。自由と民主主義の国とな
るか、独裁政権に支配されるか、どちらを望むのだろう。台湾の命運は台湾人の手にある。

 もちろん日本の安全保障という観点からは独立国台湾が望ましい。

 最後に、逆説的な方法だが、日本の注意を引きたければ、日本の支配を責めたほうがよ
い。日帝時代に日本がやったことで日本を糾弾する。これが最も効果がある。虐殺事件な
ら最も良い。靖国神社参拝で暴れた高金素梅女史が日本メディアに注目されたのはご存じ
だろうか。写真展や集会を日本で開催できれば、頭のカラッポな日本メディアが行くだろ
う。日本人の同情と贖罪意識を利用するのが最も効果的だと思う。

                                     吉岡


■ 鳳梨.net(オンライ・ドットネット)開設に向け台湾関係イベントを募集

 6月1日、台湾への留学やホームステイなど、滞在旅行を中心とした台湾案内サイト「鳳
梨.net(オンライ・ドットネット)」が開設される予定です。このサイトの中に日本国内
の台湾関係イベントを紹介するページがありますので、ここに皆様の企画されている6月
以降のイベントを掲載いたしたいと考えています。
 つきましては、下記に必要事項を記しましたので、ご記入のうえ、日本李登輝友の会ま
でメールでお送りいただきますようお願いいたします。特に台湾語教室、台湾料理教室、
台湾留学生との交流などは大歓迎です。          (日本李登輝友の会事務局)

●日本李登輝友の会 ritouki-japan@jeans.ocn.ne.jp


・イベント名称
・開催日時(開場時間、開会・閉会時間)
・開催会場(会場名、住所、電話番号、地図アドレスなど)
・主催者(住所、電話、FAX、メールアドレス、担当者等)
・協賛・後援者
・参加費(懇親会などは別記)
・問い合わせ先(住所、電話、FAX、メールアドレス、担当者など)
・事前申込の要・不要(要の場合、申込先・申込方法・締切り等)
・その他、年齢や性別などの制約事項等があればその旨を記載

*イベントの内容、案内チラシなどの掲載も可能です。


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