台湾国際放送
台湾国際放送では7月26日、東京都目黒区白金台に中華民国台湾が設ける日本駐
在機構、台北駐日経済文化代表処に日本駐在代表の許世楷・代表をお訪ねし、ご
着任以来、約三週間の感想、お仕事内容、そして、台湾と日本の関係促進への構
想などについて伺いました。
●常識に合わせて、「台湾」の名称を使用
許世楷・代表は、7月5日に新たな駐日代表として着任、1992年まで日本に33年
間滞在したことで培った人脈の確認と拡大を精力的に進めているとし、滑り出し
は上々との感想を述べました。
また、代表処に属する資料室である「日華資料センター」について、「日華」
の名称では機能がはっきりせず、実務的ではないことから、8月1日を以って、「
台湾資料センター」に改名することを説明しました。
許・代表はご自分の役職についても、正式名称の「台北駐日経済文化代表処代
表」では、台北市や台北県に所属するようで紛らわしいとして、口頭では、「台
湾の駐在代表」と紹介するようにしたと明らかにし、一般的に認められる「台湾」
の名称を、皆がよく使うところから、そして出来るところから使っていくことで、
常識に合わせて正常化していく考えを示しました。
●「中国」の名称押し付けは受け入れられない
許・代表は、台湾出身の華僑の、日本における外国人登録証の出生欄に「中国」
と書かれていることは、台湾出身者と中国大陸出身者の区別をつけられなくする
とし、世界に存在しない「中国」という名称を押し付けられることは受け入れら
れないと強調、日本の一部官庁には弾力性が欠如していると指摘しました。
●台湾の新幹線開通式典には日本閣僚を招く
許・代表は、日本の新幹線システムが導入され、来年10月の開業を目指して建
設が進む台湾高速鉄道の開業は台湾の社会に大きな変化をもたらすとし、代表処
は今年10月から毎月関連のイベントを行って、開通までのムードを盛り上げてい
く考えで、各界からイベント内容の企画を募る構想を明らかにしました。
許・代表はその上で、日本の技術が台湾の社会に重要なターニングポイントを
与える開通式典には、日本の経済産業大臣など閣僚を招き、1972年の国交断絶以
来、日本の閣僚が台湾を訪れない外交上の制限を打ち破って、台湾と日本の関係
を新たな段階に引き上げたいと強い意欲を示しました。
●台湾をもっと知り、さらなる支持を
許世楷・代表は、日本の人たちにもっと台湾のことを知ってもらいたいと語り、
文化、学術、娯楽など幅広い交流を促進していく決意を示すと共に、台湾高速鉄
道開業に合わせての日本政府の閣僚招請構想を支持し、実現を後押ししてもらえ
るよう訴えました。
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