決しました。後日、会員の皆さまには「議事録」をお届けいたします。
総会後の記念講演は、アメリカウォッチャー歴40年、トランプ氏当選を予想した数少ない日本人
の一人で、国際政治学者の藤井厳喜(ふじい・げんき)氏に「トランプ政権と今後の日米台関係」
と題してお話しいただきました。
藤井氏は、2月9日夕に行われたトランプ大統領と習近平・国家主席による電話会談について、中
国国営中央テレビが「米国は『一つの中国』政策の実施を堅持すると述べた」と伝え、日本の多く
のメディアもトランプ大統領は中国が主張する「一つの中国」を認めたと報道したことに触れ、ホ
ワイトハウスが2月9日に速報としてリリースした電話会談の公式発表を基に「これは明確な誤報」
だと述べるなど、鮮やかな切口を見せて解説。
また冒頭、台湾に関して「トランプ政権は台湾の独立を守っている立場に変わりはない。米台関
係は強化されてゆく」「台湾は中華民国から台湾共和国へ歩みを進めていくが、トランプ政権は支
持するだろう」など、注目すべき見解も明らかにしつつ、蔡英文政権の現況についても的確な解説
をされました。
この講演の模様がYouTubeにアップされましたので下記にご紹介します。
【藤井厳喜・講演:YouTube 3・27】54分45秒
トランプ政権と今後の日米台関係:チャイナ軍国主義を打破する日米台同盟【日本李登輝友の会】
https://youtu.be/OzYuP30XUQk
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藤井厳喜[ふじい・げんき]
昭和27年(1952年)、東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業後、クレアモント大学大学院に留学。
同大学院政治学修士課程を経てハーバード大学政治学部大学院博士課程修了。その後、ハーバード
大学国際問題研究所日米関係プログラム研究員・政治学部助手を経て帰国。
現在、拓殖大学日本文化研究所客員教授、ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャ
パン代表取締役、呉竹会・アジアフォーラム代表幹事、本会「日米台の安全保障等に関する研究
会」委員などを務める。元日本李登輝友の会理事。
主な著書に『NHK捏造事件と無制限戦争の時代』『日本人が知らないアメリカの本音』『最強兵器
としての地政学』『トランプ革命で復活するアメリカ』『日米対等─トランプで変わる日本の国
防・外交・経済』など多数。