英語検定IELTS(アイエルツ)の台湾の表記が「Taiwan」から「Taiwan, China」に変更されていたことが昨年10月に発覚し、このほど英国の46人の議員が「台湾が中華人民共和国の一部であったことはこれまで一度もない。表記の変更は不正確」とする内容の書簡をIELTS側に連名で送り、修正を求めたという。下記に中央通信社の記事を紹介したい。
————————————————————————————-英語検定IELTS台湾表記問題、英議員が連名書簡で修正要求【中央通信社:2019年2月8日】http://japan.cna.com.tw/news/apol/201902080006.aspx
(ロンドン 8日 中央社)英国文化振興会などが運営する英語検定IELTS(アイエルツ)の受験申し込みページで昨年10月、国籍選択欄の「Taiwan」の表記が「Taiwan, China」に変更されたことが発覚した問題で、ナイジェル・エバンス氏やデニス・ローガン氏ら46人の英議員がIELTS側に連名で書簡を送り、修正を求めたことがこのほど分かった。
エバンス氏とローガン氏は英国と台湾の関係促進を図る英議会超党派の「英台議員連盟」の共同会長を務める。書簡では、「台湾が中華人民共和国の一部であったことはこれまで一度もない」ことに触れ、表記の変更は不正確であり、人々に誤解を与えると指摘。英政府が長年取ってきた「台湾」という呼称を用いる立場にも反するとの見方を示した。
書簡では、台湾と英国の教育分野における交流が増えていることにも言及。表記が修正されれば、台湾と英国間の交流深化につながるだろうとした。
(戴雅真/編集:楊千慧)