常気象の影響で、ライチやマンゴーの収穫量は3割〜8割だそうです。
中央通信社は「ライチは収穫量が例年の5割以下」「マンゴーは例年の7割以下」になる見通しだ
と伝えています。
本会でもすでにライチとマンゴーの案内を始めていますが、異常気象による収穫量の激減に備
え、「今年は寒波の影響により収穫期が遅れた上、入荷量も少なくなりそうです。お申し込みが遅
くなりますとご希望に沿えないことも予想されます。早目のお申し込み・ご入金をお願いします」
と但書きを付しました。
好天が続くことを祈るばかりです。
マンゴー、ライチ、レンブ… 台湾産果物が不作 日本への輸出に打撃
【中央通信社:2016年5月9日】
(台北 9日 中央社)昨年冬から今年初めにかけて起こった異常気象の影響で、台湾ではマン
ゴーやライチ、レンブなど多くの果物が不作に見舞われている。収穫量は3〜8割程度減少してお
り、日本向けの輸出も大きな打撃を受けている。
行政院農業委員会高雄区農業改良場の黄トク昌場長によると、冬以降に収穫された作物のうち、
最も被害が大きかったのはレンブ。7〜8割ほどの果実が落下した。現在収穫期を迎えているライチ
は収穫量が例年の5割以下になると推測されている。マンゴーは例年の7割以下になる見通し。(ト
ク=徳のぎょうにんべんを木へんに変える)
同改良場の研究員は、マンゴーの収穫期は例年より1カ月程度遅れるだろうと話す。通常6月から
収穫を開始し、7月に最盛期を迎える台南地区では、今年は7月に集中して出荷をするようになる可
能性がある。
だが、台南市農会(農協)の呉正文総幹事は、出荷時期が7月にずれ込めば日本側に「もう要ら
ないとされてしまう」と輸出に及ぼす悪影響を懸念する。台南地区の輸出量は5割以下になると推
測されている。
収穫量の減少に伴い、輸出価格は上昇。最盛期の価格は昨年は1キロ当たり120台湾元(約397
円)だったが、今年は同150〜160元(約497〜530円)以上になるとみられている。
多くの農家が不作にあえぐ一方、例年同様の高品質なマンゴーを収穫できた農家もある。ブラン
ドマンゴー「太陽果」の生産地として知られる屏東県枋山で草生栽培を行う鄭瑞豊さんのマンゴー
は、競りで1キロ500元(約1656円)近くの値が付いた。鄭さんは、注意深く農園を管理したからこ
そ、良い収穫が得られたのではないかと語った。
(楊淑閔、郭シセン/編集:名切千絵)