海峡交流基金会理事長に江丙坤・国民党副主席を起用

昨日(4月14日)、中国国民党の馬英九・次期総統は、党ナンバー2の江丙坤副主席を
海峡交流基金会理事長に起用する意向を表明した。

 対中国民間窓口の海峡交流基金会理事長には呉伯雄・中国国民党主席の名前も上がっ
ていたが、李登輝政権下で経済部長を務め、連戦と胡錦濤の会談を実現させた中国と太
いパイプを持つ江丙坤氏を起用することで、中台関係改善への姿勢を示した形だ。

 馬英九氏はすでに4月10日、行政院長に劉兆玄・東呉大学学長を任命する方針を表明
している。これで、国内と対中関係のトップ人事を終えた。現在、総統府秘書長(官房
長官)に胡志強・台中市長、国家安全委員会秘書長に蘇起・前立法委員(国会議員)の
起用が伝えられている。駐日代表には江丙坤氏の名前も挙がっていたが、今後、駐日代
表と駐米代表も注目されるところだ。                 (編集部)


<台湾次期総統>対中窓口トップに江・国民党副主席起用へ
【4月15日 毎日新聞】

【台北・庄司哲也】台湾の馬英九・次期総統は14日、台湾の対中国窓口機関のトップで
ある海峡交流基金会(海基会)理事長に江丙坤・国民党副主席(75)を起用する意向を
表明した。党ナンバー2の重鎮の起用は、馬次期政権の対中交流重視の姿勢を示したも
のといえる。

 馬次期政権は中国・海南島での12日の蕭万長・次期副総統と中国の胡錦濤国家主席の
実質的な中台トップ級会談で、中台関係改善の第一歩を踏み出した。馬氏は具体的な中
台交流について、海基会を通じて進めていく考えを明らかにしている。

 就任予定の江氏は、経済官僚の出身で、台湾メディアが行政院長(首相)の有力候補
にも挙げていた。05年3月には1949年の中台分断後、初めての同党の訪中代表団の団長を
務め、直後に行われた連戦・党主席(当時)と胡国家主席の会談を実現させるなど、こ
れまでも党の対中交流で中心的な役割を果たしてきた。

 また、江氏は東京大で博士号を取得し、日本語が流ちょうな知日派で、同党の対日交
流の実質的な責任者も務めている。


台湾・対中窓口機関の理事長に大物 馬政権
【4月14日 asahi.com】

 台湾の馬英九・次期総統は14日、台湾の対中窓口機関「海峡交流基金会(海基会)」
理事長に、江丙坤・元立法院(国会)副院長(75)を起用すると発表した。

 江氏は外交畑出身で、東大の農業経済博士号を持つ日本通。90年代の李登輝政権下で
経済部長(経済相)を務め、中国とも太いパイプを持つ。窓口方式の中台対話は民進党
政権下で事実上停止していたが、馬氏は大物、江氏の起用で、5月20日の総統就任以降、
海基会の役割を活発化させる。


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