当然の判決だ。そうは思っていても、台湾の裁判はいろいろ政治的駆け引きがあると仄聞してい
るので、どこにどういう落し穴があるか分からない。中央通信社の報道によれば「今回の裁判では
『迅速な裁判』に関する法律が適用され、無罪が確定するとみられている」ともあり、二重の意味
でホッとしました。
るので、どこにどういう落し穴があるか分からない。中央通信社の報道によれば「今回の裁判では
『迅速な裁判』に関する法律が適用され、無罪が確定するとみられている」ともあり、二重の意味
でホッとしました。
機密費流用疑惑の李登輝元総統、2審も無罪判決
【中央通信社:2014年8月20日】
(台北 20日 中央社)李登輝元総統(91)が総統在任中に情報機関・国家安全局の機密費を流用
したとして汚職やマネーロンダリング(資金洗浄)などの罪に問われていた控訴審が20日、台湾高
等法院(高等裁判所)で行われ、検察側の訴えを棄却し、1審に続き無罪判決が言い渡された。
この裁判は、李氏が国家安全局の機密費約780万米ドルをシンクタンクの設立・運営資金に充て
たとして起訴されたもので、2013年11月の1審では無罪となっていた。今回の裁判では「迅速な裁
判」に関する法律が適用され、無罪が確定するとみられている。
これを受けて李氏は自身の事務所を通じてコメントを発表。旧友の何既明氏と黄昭堂氏(いずれ
も故人)の名を挙げ、かつての支援や激励を裏切ることはなく安心してもらえると語っている。
(劉世怡/編集:齊藤啓介)