月にトップセールスのため訪台したのを皮切りに、2月には福岡県の小川洋県知事が福岡農産物の
輸出拡大に向けたPRイベントで訪台、4月には昨年に引き続き「本場の讃岐うどんを香川で」と
香川県の浜田恵造知事が訪台している。
8月5日からは伊藤祐一郎・鹿児島県知事が「キリシマ祝祭管弦楽団」らとともに台湾を訪問し、
文化交流や双方の協力関係に関する意見交換を行う。 また、森田健作・千葉県知事も10月下旬に
訪台してトップセールスを行う予定だという。
そのような中、8年前から特産の牡丹を台北市内で展示したことから、松江市の松浦正敬(まつ
うら・まさたか)市長と台北市の●龍斌市長が7月25日に「交流促進覚書」を締結した。
そもそも自治体交流は「実利」がなければ長続きはしない。松江市は春節の時期に牡丹の需要が
多い台湾への輸出を続け、今後は観光客もと目論むが、青少年教育の一環として台湾への修学旅行
などが付随してくればさらに交流は深まる。
●=赤におおざと
八重垣神社、台北市民の願い込めた絵馬奉納へ 松江市との覚書調印で
【中央通信社:2014年7月28】
(台北 25日 中央社)台北市と島根県・松江市間の交流促進覚書調印式が25日、台北市庁舎で行
われた。同市市民のために縁結びの絵馬も準備され、八重垣神社に奉納される見込みだ。
カク龍斌台北市長は調印式の席上、双方は特定分野に限定されることなく今後、花卉による交流
から観光、経済、文化、教育などあらゆる分野での協力が拡大されると強調し、松江市との実りあ
る提携関係構築に自信を示した。(カク=赤におおざと)
一方、松江市側は両市の末永い交流を祈念するために縁結びの大型絵馬を用意。両市長がこれに
署名し贈呈品の交換が行われた。台北市民向けの通常サイズの絵馬もあり、市民の願い事が書かれ
た後、双方市長のサイン入りの絵馬とともに八重垣神社に奉納されるという。
2006年に台北市内で行われた牡丹展示会に松江市が参加したのがきっかけで双方は交流を始め
た。その後、台北国際花卉博覧会(2010〜2011年)への松江市の参加や東日本大震災に対する台湾
からの支援感謝のため、2012年から3年連続で台北市庁舎での牡丹展開催など両都市間では盛んな
交流が続いている。
(黄意涵/編集:荘麗玲)