い」が届きました。
これは昨年10月15日、台北の国賓大飯店において、李登輝元総統お立会いの下、本会の
小田村四郎会長は李登輝民主協会の蔡焜燦理事長と「親善交流提携覚書」を締結して姉妹
提携し、李登輝民主協会に桜の苗木を寄贈することで合意したことに基づいています。下
記に全文をご紹介します。
また、本日11月3日、台湾の民を慈しまれる御製を詠まれた明治天皇のお誕生日の佳日を
もって、河津桜の苗木500本を台湾に寄贈するための「桜募金」を開始します。その要綱も
併せて掲載します。
2011年10月31日
日本李登輝友の会
会長 小田村四郎先生
李登輝民主協会
理事長 蔡 焜燦
桜寄贈のお願い
謹啓 秋冷の候ますますご清祥の御事とお慶び申し上げます。
日本李登輝友の会様にはこれまで毎年、河津桜の苗木をご寄贈いただきありがとうござ
います。
ただ今年は、せっかくお贈りいただいた桜の苗木500本が桃園空港における想定外の植物
検疫トラブルに巻き込まれ、台湾国内に搬入することが叶いませんでした。また突然起こ
った東日本大震災のため、3月14日に行った国立台北大学での寄贈式典には日本から参加い
ただけず、本会関係者と台湾在住の貴会会員の方々の参列をいただき、小田村四郎会長か
らの祝辞をご披露するのみだったのは、天災とはいえ誠に残念なことでした。
しかし、この天災を奇禍として台日の絆がいっそう深まったことは誠に喜ばしい限りで
す。
そこで、台日の絆をさらに深めるためにも、来年もまた台湾に桜の苗木をご寄贈いただ
きたいと思い、書中では失礼ながらここにお願い申し上げる次第です。
これまでご寄贈いただいた桜は台湾各地に植えられ、春になると台湾の風景に見事に溶
け込んできれいな花を咲かせています。
台湾の人々には日本の桜を美しいと思う感性があります。私も、この日本の桜を台湾全
土に広げることで台湾と日本の親善友好のシンボルになるのではないかと思っております。
では、台日の親善友好関係を象徴するものとして日本の桜を台湾に植え、その桜の木の
下で台湾人と日本人が花見をするという光景をぜひ実現したいと願っておりますので、微
衷ご賢察の上ご高配のほど賜りたく宜しくお願い申し上げます。
末筆ながら、時節柄ご自愛くださいますよう祈念申し上げます。 謹白