の理事会が午後1時から靖國会館で開催された。
天目石要一郎(あまめいし・よういちろう)理事長や室和代(むろ・かずよ)副理事長など21名
中17名の理事が出席(委任状提出者8名)、天目石議長の下、理事長、副理事長の選任を議題に行
われた。その結果、理事長に推挙されていた渡邉丈夫(わたなべ・じょうぶ)氏、副理事長に推挙
されていた早川友久(はやかわ・ともひさ)氏と室和代の両氏が満場一致で承認された。
この決議を受け、渡邉新理事長が副理事長などとともに公正にして円滑な校友会運営のため最善
の努力を尽くしたいと新任の挨拶を述べた。
渡邉理事長は、東京大学理学部を経て東北大学大学院医学系研究科を修了し、現在、帝京平成大
学薬学部准教授、医学博士。本年3月、日本李登輝友の会理事に就任している。渡邉氏は天目石前
理事長が推薦、その理由を以下のように記している。
◇ ◇ ◇
私達は、李登輝学校にて、李登輝先生より、日本と台湾の絆の太さと大切さ、そして「我是不是
我的我」という生き方を学び、地域や社会の中で活かすように務めています。
私と渡邉丈夫さんとは第7期の李登輝学校で出会って以来ご縁をいただいています。大学で教鞭
をとられている彼は、李登輝学校のどの講義も熱心にノートをとりながら、「学生達に伝えなくて
は」と言っておりました。
渡邉さんとは、李登輝学校以来、日台共栄の夕べなど友の会主催の催しものはじめ、多くの会合
で顔を合わせるようになりました。多くの会で渡邉さんと会った方は多いと思いますし、渡邉さん
と知己のある校友会の方々は、彼の見識や人柄がたいへんすばらしい事に異論はないと思います。
校友会や友の会の現状を見ていますと、新規の会員、特に学生さんなど若い世代の方の姿が少な
いことに、会の将来を危惧しています。そういった点からも、日ごろ学生達を指導している渡邉さ
んの力は期待できます。若い方達にも魅力あり、活力のある会を作っていただけるのではないで
しょうか。
また、渡邉さんご自身が薬学部の先生をされておられます。理系科目がご専門ということで、日
本と台湾の文化交流をより推進する点においても適任だと思います。
渡邉さんを推薦する理由を述べさせていただきますと、いくら紙面があっても足りません。この
辺で筆をおかせていただきたいと思います。
是非、校友会理事の皆さまも、渡邉丈夫さんを理事長へと推挙いただければと思います。よろし
くお願いいたします。
◇ ◇ ◇
なお、理事会の開会冒頭、事務局の杉本拓朗(すぎもと・たくろう)氏から、理事会開催直前
に、近藤和男・理事から退会申し入れ、片木裕一・理事から理事辞任の申し入れが届き、天目石理
事長が承認した旨の報告があった。