李登輝前総統を万歳と日台の小旗で500人が歓迎

わざわざ沿道側に乗り込んで歓迎団に手を振られた李登輝さん

 すでに新聞やテレビで報道されているように、昨夜7時、李登輝前総統がご家
族とともに名古屋空港に降り立たれました。
 昨夜の名古屋空港は李登輝前総統ご一行を出迎えようと、遠くは九州や関東、
関西そして地元の愛知や岐阜から約500人が集い、その来日を祝福するような満月
が煌々と照らす下、日の丸の小旗や台湾旗あるいはペンライトを打ち振り、「李
登輝さん万歳」「台湾万歳」を連呼して歓迎しました。お陰で喉はカラカラです。
まさにこの1年を締めくくるのにふさわしい最良の日となりました。
 李登輝前総統は曽文恵夫人などとともに予定より少し早い6時42分ころ、日本
アジア航空EG284便で名古屋空港に到着。李前総統ご一行は空港で一般の観光客
らとともに入国手続きを済ませ、その後、冬休みのため観光客で混雑する到着ロ
ビーを避け、空港関係者専用の出入り口から空港を出られました。
 そして、李前総統は出入り口で待ち受けていた100人を越す報道陣と歓迎の人々
に、笑顔でソフト帽を振りつつ夫人とともに車に乗り込み、7時2分、空港出入
り口より少し離れた沿道で歓迎していた私どもの前を通るときは、満面の笑顔で
盛んに手を振って応えられていました。
 また、普通なら安全を考えて運転席の後部座席に座られるはずの李登輝前総統
ですが、沿道の歓迎団によく見えるようにと、わざわざ沿道側(左座席)に座ら
れていたことを付け加えます。
 沿道には日本会議・愛知県本部が用意した「ようこそ日本へ 李登輝先生」と
書かれた3枚の横幕や、台湾からの留学生たちや本会事務局メンバーが掲げてい
た在日台湾同郷会、日本李登輝友の会、台湾研究フォーラムなどの会旗や幟、あ
るいは台湾団結連聯日本後援会の横幕などがズラリと並んでいましたので、目に
とまったのではないかと思います。
 なお、昨夜、李登輝前総統に届けられた本会の小田村四郎会長の歓迎メッセー
ジが発表されましたので、ここにご紹介します。         (編集部)


                       平成16年(2004年)12月26日

 李 登 輝 先生

                      日本李登輝友の会
                          会長 小田村 四郎

 先般は私ども日本李登輝友の会の会員が「李登輝学校台湾研修団」でお世話に
相成り有難うございました。
 さて、このたびは念願のご来日が実現し、心からお祝い申し上げます。
 今般は奥様などご家族とご一緒に来日されるそうで、私ども日本李登輝友の会
としては、その目的の一つに李登輝先生の来日実現を掲げてこれまで活動してま
いりましたので、真に慶びに堪えないところでございます。日本国民の大多数も
心から歓迎しております。
 ご家族とともに来日されてからは名古屋をはじめ、鈴木大拙や西田幾多郎、あ
るいは八田與一を生んだ金沢や母校京都大学のある京都などを見て回られると伺
っております。また、元旦を日本で、それも思いで深い京都で迎えられるそうで
、その感慨はいかばかりかと、これまでの来日経緯を思い起こしますと私も感慨
一入でございます。
 どうか存分に日本の美しい風景と年末年始をご堪能いただき、無事にご帰国に
なることを心からお祈り申し上げております。また、来年、暖かくなりましたら
、ぜひ奥の細道を散策にいらっしゃっていただきたく念願しております。



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