1月15日に満96歳の誕生日を迎え、李元総統に近しい方々によれば、嚥下障害も筋力低下もリハビリで克服され、ほぼ入院前の状態に戻っているそうです。中中央通信社は「旧正月(春節、今年は2月5日)前に退院できる可能性が浮上してきた」と伝えています。
高齢者の転倒では足や腕を骨折することが多いそうですが、それを回避されたことに強運を感じますし、リハビリで障害を克服されようとしているところに強靭な精神を垣間見ます。また、多くの方の祈りも通じているのかもしれません。
春節前に退院されるなら、まさに初春です。ご本復を願っている方々とともに、この春をおおいに寿ぎたいと思います。
————————————————————————————-李登輝元総統、入院からもうすぐ2カ月 春節前に退院か/台湾【中央通信社:2019年1月21日】
(台北 21日 中央社)自宅で頭を打ってけがを負い台北市内の病院で入院している李登輝元総統について、旧正月(春節、今年は2月5日)前に退院できる可能性が浮上してきた。病院の職員が中央社の電話取材で語った。退院の日取りについては「縁起の良い日を選ぶだろう」と述べた。
李氏は昨年11月29日、自宅で転倒して額を床に打ち付け、右目上部にけがを負うなどした。台北栄民総医院に救急車で搬送され、神経外科の集中治療室(ICU)に入院。検査で脳にわずかな出血が見つかっていたが、すでに一般病棟に移され、歩行や嚥下などのリハビリを行っている。
李元総統は15日、96歳の誕生日を迎えた。
(張茗喧/編集:楊千慧)