なお、下記に紹介する中央通信社の記事は「李氏は1923年1月15日生まれ。例年は旧暦11月29日の誕生日に祝っているが、今年は西暦と旧暦の誕生日が重なった」と記しています。これは、今年は新暦の1月15日が旧暦の11月29日となり、奇しくも新暦と旧暦の誕生日が同じ日となったことを指しています。
12月にお会いしたときも約3時間にわたっていろいろ有益なお話をいただきました。やはり一つの高見に到達された観点から、使命感にあふれたお話しぶりが印象的でした。昨日のフェイスブックでも、陳水扁氏との4枚の写真を掲載し「国のために力を合わせることで、台湾が偉大な国家になりますように」(協同為國,使台灣成為一個偉大的國家)とつづられています。
李元総統は台湾の羅針盤です。日本と台湾の絆のシンボルでもあります。これからもお元気で過ごされることを心から願っています。
◆李登輝元総統フェイスブック https://www.facebook.com/tenghuilee
—————————————————————————————–李登輝元総統、95歳に 陳水扁氏が祝福に駆け付ける【中央通信社:2018年1月15日】http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201801150005.aspx写真:李登輝氏(左2)と陳水扁氏(左3)
(台北 15日 中央社)李登輝元総統が15日、95歳の誕生日を迎えた。李登輝基金会の王燕軍秘書長によると、李氏の自宅には近日、友人が相次いで祝福に訪れているという。同日午後には、陳水扁元総統が駆け付けた。
李氏は1923年1月15日生まれ。例年は旧暦11月29日の誕生日に祝っているが、今年は西暦と旧暦の誕生日が重なった。王氏によれば、李氏は家族と一緒に自宅で食事し、誕生日を祝う予定。近日訪問した友人からは、日本のお菓子や長寿を祝う桃型の饅頭「寿桃」が贈られたという。
李氏はこの日、自身のフェイスブックを更新。陳氏との面会に言及し、陳氏が持ってきた写真集と来訪に対して感謝を示した。両氏は不仲が取り沙汰されていた。
また、誕生日の願い事については、アジア太平洋地域の新情勢と不安定な両岸(台湾と中国大陸)関係に触れ、「台湾にある団結しうる全てのエネルギーを召喚し、従来の主張を捨てて青(国民党)と緑(民進党)が違いを越えて人々のため、国のために力を合わせることで、台湾が偉大な国家になりますように」とつづった。
(范正祥/編集:名切千絵)