李登輝元総統が本日発売の月刊「Voice」6月号に「日台の絆は永遠に─台湾人の英霊に祈る」と
題して特別寄稿されています。
題して特別寄稿されています。
「Voice」6月号のホームページでは「李登輝元台湾総統は、ご自身のご家族と日本との歴史的な
関わりを紹介し、日本が中国の対応を恐れることなく、『日本版・台湾関係法』を制定し、台湾交
流に法的根拠が必要だと切望する」と紹介しています。
この論考の中で特筆すべきは、2007年来日の際の国際教養大学におけるご講演「日本の教育と台
湾」と重なる記述も少しあるものの、台北高等学校を卒業間際の昭和18年6月28日付「台湾日日新
報」にインタビュー記事「決戦下学徒の決意」が掲載され、この全文を紹介されていることです。
また、実兄で昭和20年2月にマニラで戦死され、靖國神社に祀られる岩里武則命(台湾名:李登
欽)のインタビュー記事も昭和18年9月22日付「台湾日日新報」の紙面に掲載され、なぜ海軍特別
志願兵に応募したかについて話されていて、その全文も紹介されています。
これまで、この「台湾日日新報」に掲載された2つのインタビュー記事はどこにも掲載されてお
らず、本邦初の紹介かと思われます。関係者必見の論考です。
最後の方では、安倍総理に期待することとして3つ挙げ、その3番目に「日本版・台湾関係法」の
制定について触れられていて、読み応え十分の論考です。
◆月刊「Voice」6月号(定価:700円)
http://www.php.co.jp/magazine/voice/