先般の中国における反日デモはひどいものでした。それにも増してひどいのは
、町村外相が中国側に、大使館や領事館の保護は受け入れ国の「特別責務」と定
める二つのウイーン条約などに基づいて謝罪と補償を求めたところ、李肇星外相
も唐家璇国務委員も「先に謝罪するのは、日本だ」と、デモの責任は日本
にあると強弁し、非常識この上ない対応を繰り返したことに止まらず、「反日教
育など行っていない」とまで言い切った。
ところが、この中国の反日デモは、上海の場合(16日)、「事前に当局が周到
に作戦を立てて、動員を大学、高校および各種学校に要請していた」(4月21日
付「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」通巻第1098号)ことが判明した。要す
るに、国家ぐるみの「官製デモ」だったのだ。
http://www.melma.com/mag/06/m00045206/a00000060.html
一方、報道によれば、在日中国大使館は、日本各地の中国関連施設に薬莢が入
った郵便物や脅迫状が届くなど嫌がらせとみられる事件が続いていることについ
て「テロ、破壊行為」だと強く批判、日本政府に「謝罪と賠償、犯罪者の処罰と
事件の再発防止」を強く求めていくという。曰く「正常な業務を妨げられ、生命
の脅威にさらされている」。
開いた口が塞がらないとはこのことだ。デモといいその傲慢な対応といい、こ
れは中華思想を象徴する事件といってよい。長く記憶に留めておくべき事件であ
る。記憶に留めるだけではなく、日本人として声を挙げるのは情動の発露として
当然のことといってよい。
また、黄昭堂・前総統府国策顧問が「中国で事実上の官民合同デモは反日を掲
げながら、最終ターゲットは台湾にある」(15日)と指摘したように、反日デモ
は陽動作戦と見たほうがよい。敵は本能寺、台湾問題で攻勢に出た日本を反日デ
モで牽制して、台湾併呑を目論んでいることは明々白々のことだ。
明日、東京・新宿において真の日中友好を訴える「反中国デモ」が行われる。
集合場所やコースは「反併呑! 2・28台湾の防衛と正名アピール行進」と同じ
。心ある日本人と在日台湾人の方々はふるって参加されたい。 (編集部)
【産経新聞 2005年4月20日】
23日に反中デモ 新宿で計画
中国の反日デモに対抗し、真の日中友好を訴える「反中国デモ」が二十三日、
東京・新宿で計画されていることが十九日分かった。今回の反日デモに対する大
規模な抗議は初めて。
チベットの人権問題などに取り組む酒井信彦東大教授らが中心になって主催。
午後一時半に歌舞伎町の大久保公園に集合し、職安通り、明治通り、新宿駅南口
を経て新宿中央公園までの約二・五キロを行進する予定。
主催者は「日本は六十年間戦争をしていないが、中国は徴兵制で核兵器を持ち
、朝鮮戦争やチベット侵攻、ソ連やインド、ベトナムとの紛争を行った。どちら
が平和国家かよく考えてほしい」と話している。
当日は軍国主義や民族差別を連想させる服装やプラカードを禁止。「中国のよ
うに破壊活動は行わず、整然と行進したい」としている。
「反日」破壊活動を糾弾する「反中国」大デモ行進
集合日時:4月23日(土) 13時30分(決議文等の朗読あり)
デモ出発 14時
集合場所:新宿大久保公園[ハローワーク新宿(新宿職業安定所)の裏]
東京都新宿区歌舞伎町2−43
【交通】JR「新宿駅」東口から徒歩7分
西武「新宿駅」から徒歩3分(西武新宿駅から分かりやすい)
都営大江戸線「東新宿駅」から徒歩4分
主 催:國民新聞社、自由チベット協議会、歴史基本講座研究会、
「もう我慢できない中国の横暴!」東京大デモ行進実行委委員会
実行委員長:酒井信彦(東京大学歴史編纂所教授)
連絡事務局:國民新聞・西村修平 090−2756−8794
◎手ぶらでも結構ですが、シナ・中共の横暴を糾弾・アピールするプラカードを
ご持参頂ければ有り難く存じます