行・海外研修実施状況調査報告」公表した。この調査報告によると、台湾を平成26年度(2014年
度)の修学旅行で訪れた高校生は2万8,314人(182校)で、1位のアメリカの3万6,653人(248校)
に次いで2位になった。
以下、3位はマレーシアの1万9,064人(135校)、4位はシンガポールの1万8,957人(143校)、5
位はオーストラリアの18,134人(120校)。
文部科学省が昭和61年(1986年)から隔年で調査している「高等学校等における国際交流等の状
況について」の平成25年度(2013年度)の調査では、1位はアメリカの3万5,168人(260校)、2位
はシンガポールの2万3,571人(167校)、そして台湾は3位の2万829人(140校)だったから、東南
アジアではシンガポールを抜いてトップに躍り出た。4位はマレーシアの2万614人(132校)、5位
はオーストラリアの1万9,755人(149校)。
生徒数・学校数でも、台湾へは2万829人(140校)から2万8,314人(182校)と増え、生徒数では
136%、学校数でも130%もの増加率を示し、他国の追随を許さないほどの圧倒的な伸びを示してい
る。
ちなみに、10年前の平成16年度(2004年度)の文科省調査では、1位がオーストラリアの3万
3,970人(235校)、2位が韓国の2万7,797人(213校)、3位がアメリカの2万3,327人(172校)、4
位が中国の1万4,708人(102校)、5位がシンガポールの1万2,812人(97校)だった。台湾は14位
で、1,108人( 16校)でしかなかった。隔世の感がある。
一方、10年前は2位だった韓国は平成26年度は5,744人(62校)。平成25年度の1万2,037人(112
校)からほぼ半減し、6位から7位に落ちている。また10年前は4位だった中国は平成26年度は2,263
人(20校)。平成25年度は1,626人(18校)で12位だったが、微増にとどまりやはり順位は12位と
変わらなかった。
文科省の調査は毎年4月半ばに発表される。今年は平成27年度(2015年度)の発表だ。台湾への
修学旅行は3万人を超しているとも言われる。発表が楽しみである。
◆平成26年度全国公私立高等学校海外(国内)修学旅行・海外研修実施状況調査報告
http://shugakuryoko.com/chosa/kaigai/index.html