で、台湾観光協会が32駅と同じ名前の日本人32人(各駅1人)を日本で募集し、3泊4日間の台湾旅
行に招待する「台日同名32駅観光プロモーション」を展開中だ。
応募は郵便はがきで8月20日消印まで有効。抽選は8月末、9月に当選が通知され、旅行期間は11
月。詳しくは台湾観光協会東京事務所の特設ページからご覧ください。
◆http://www.go-taiwan.net/index.php/campaign/32stations.html
一方、同じ駅名ではないが、恋愛につながりのある駅同士ということで、北海道帯広市の幸福駅
と台湾・新竹県の合興駅の間で姉妹駅構想が浮上しているという。なるほど、こういう着想もある
のかとちょっと驚き。十勝毎日新聞からご紹介したい。
記事にもあるように、昨年の10月13日、JR四国の松山駅と台湾鉄道の松山駅が同名駅というこ
とで姉妹駅を結んでいる。それに先立ち、昨年の4月23日には平渓線と江ノ電(江ノ島電鉄)が観
光連携協定を結んで一日乗車券の無償交換サービスを始め、好評なので今年もそれを延長すること
になった。そして、今年の4月30日には、秋田県は由利本荘市の由利高原鉄道が運営する「鳥海山
ろく線」と台湾鉄路管理局の平渓線が姉妹鉄道協定を締結している。
台湾の鉄道の日は6月9日。皇太子殿下と雅子妃殿下のご成婚記念日でもあり、そのときまでに幸
福駅と合興駅のデートプランができあがっていることを期待したい。
恋愛つながり 幸福駅と台湾「合興駅」が姉妹駅構想
【十勝毎日新聞:2014年5月28日】
【帯広】市の観光名所の幸福駅(幸福町東1線)と台湾北西部の合興(ごうこう)駅(新竹県)
との姉妹駅構想が関係者の間で浮上している。十勝と台湾の親善交流を図る民間団体の十勝日台親
善協会(曽我彰夫会長)も関係機関と連携し、同構想実現の可能性調査を検討する考え。
合興駅は、台湾内湾線の無人駅。恋人を乗せた列車を青年が同駅から走って追いかけた故事に
ちなみ、「愛情火車站(駅)」の別名でも知られる。関係者によると、内湾線は年間約150万人程
度が乗車する観光路線で、同駅にも多くの人が訪れる。
一方の幸福駅は恋人の聖地にも指定され、ハッピーセレモニーなどでも人気。恋愛につながり
のある駅同士の縁で、台湾サイドから姉妹駅構想が持ち上がった。実現すれば、相乗効果で観光客
の相互送り出しといった取り組みにもつながるとの期待の声もある。
両駅とも行政が管理。日本と台湾には国交がなく、提携にはハードルもある。ただ、13年に愛媛
県松山市の松山駅と台湾台北市の松山駅が姉妹提携した先例も。関係者は「民間が懸け橋となるこ
とができれば」としている。