が、やはり心配したとおりのようだ。
間もなく、本会でもライチやマンゴーの案内を始めるが、輸入元の池栄青果によると、マンゴー
は昨年比で7割くらいしか日本に入って来ないだろうとのこと。ただし、豊作の年は1本の木にたく
さん実をつけるので小ぶりとなるが、不作の年は実が少ない分だけ大ぶりになるという。
今年のマンゴーは大きいが、数は少なくなるようだ。例年ならマンゴーのシーズンに5、6回の入
荷があるのだが、今年は少なくなるという予想だ。
ただし、ライチ(玉荷包と黒葉)は順調とのこと。まずは冷凍では味わえないホンモノの生ライ
チをお楽しみいただくことになる。
寒さと病気でマンゴー収穫シーズンに1カ月の遅れ/台湾・屏東
【中央通信社:2014年4月30日】
(屏東 30日 中央社)南部の屏東県で生産され、日本でも「アップルマンゴー」などとして親し
まれている台湾の愛文マンゴー(アーウィン種)は今年、春節(1月31日)の頃から連日続いた低
温や最近の病害などの影響で、収穫シーズンが1カ月遅れて5月中旬になると見込まれている。
同県南部で作られている愛文マンゴーは例年なら4月中旬から下旬にかけて市場に出回る。しか
し、今年は受粉時期の寒害に始まり、最近では炭疽病などの発生で果実に被害が出るなどトラブル
が続いた。中には今年の収穫は早々に諦め、来年早く開花し結実することに望みを賭けて枝を全部
切り落としてしまった農家まで出ている。
同県・枋山の果樹農家、盧旺昇さんは、今年は5月中旬を過ぎなければ愛文マンゴーのまとまっ
た収穫は期待できないとしており、日本向けや中国大陸向けの販売への影響を心配している。ま
た、価格は現在、生産量の減少で、卸売平均価格で1キログラムあたり100台湾元(約340円)以
上。高級品だと300元(約1000円)余りになるという。
盧さんは今年は減産となるものの、香り高く果汁たっぷりのおいしい愛文マンゴーが味わえると
話している。
(郭シセン/編集:谷口一康)