http://youtu.be/8arTVn8b8PE
今や中堅作家の喜安幸夫(きやす・ゆきお)氏は、『大江戸番太郎事件帳』は「木戸の富くじ」
(6月1日、廣済堂出版)で28作目となり、6月12日に出版する『隠密家族 ─くノ一初陣』(祥伝
社)で99冊目になるという。
かつて喜安氏は、台北駐日経済文化代表処の機関誌と言っていい「台湾週報」が紙媒体だったこ
ろの編集長をつとめられていた。編集長を退任してから本格的に作家の道を歩み始める喜安氏が執
筆してきた小説はほとんどが時代小説。
しかし、2007年にシュミレーション近未来小説として『新日中戦争─尖閣諸島を奪回せよ!!』を
出してからは、2008年に『日中激戦2010』、2009年に『日中アジア大戦』、2011年に『日中海上決
戦』と、尖閣諸島を巡って繰り広げらる日本と中国の戦争を描いてきた。日本、台湾、アメリカと
中国が戦う近未来小説だ。
そして昨年11月下旬、喜安氏は「第18回 尖閣諸島集団漁業活動」に参加し、遂に念願の尖閣諸
島を間近に見る。
この体験を踏まえて執筆したのが『2018 尖閣決戦―中国空母打撃群を撃滅せよ!』(学研パブ
リッシング、5月12日)だ。
喜安氏はあまりテレビなどに出ることを好まないようだが、このたび、11月の漁業活動で同行し
た、女優で予備陸士長の葛城奈海さんがキャスターをつとめる日本文化チャンネル桜の番組に出
演、この小説について大いに語っている。下記に日本文化チャンネル桜の番組紹介と、喜安氏のプ
ロフィールを紹介したい。
◇ ◇ ◇
主に時代物の作品を数多く手掛けておられる作家の喜安幸夫氏をお迎えし、昨秋の尖閣漁業活動
に参加されたご経験や自衛隊などへの取材を元に構想なさったという新著書『2018 尖閣決戦―中
国空母打撃群を撃滅せよ!』をご紹介いただきながら、執筆の動機や、実際に尖閣諸島を目にされ
たときの感慨、実在の人々をモデルに人物設定をなさった意図、そして作品を通して訴えようとな
さった尖閣の危機などについて、お話を伺います。
喜安幸夫(きやす・ゆきお)
昭和19年、中国・天津市生まれ。昭和44〜47年に台湾大学政治研究所に留学。平成4〜17年まで
『台湾週報』編集長を務める。平成10年、『台湾の歴史』で第7回日本文芸家クラブ大賞ノンフィ
クション賞受賞。平成13年、第30回池内祥三文学奨励賞受賞。日本文藝家協会、日本文芸家クラブ
会員。日本李登輝友の会会員。