【4月11日 産経新聞】
台湾の陳水扁総統は10日、中国政策を主管する行政院(内閣)大陸委員会の新主任委
員(閣僚)に陳明通・台湾大学教授(51)を任命した。今月15日に駐米代表に転任する呉
!)燮・現主任委員の人事を受けたもの。政治学が専門で同委副主任委員を務めた経験を持
つ陳氏は、陳総統が目指す憲法改正の草案作りにかかわる対中強硬論者として知られる。
中国当局は先月末、陳氏を名指しし、草案作りを陳総統の台湾独立路線に加担する「分裂
主義」と批判した。(台北 長谷川周人)
蘇貞昌・行政院長が呉!)燮・新駐米代表に期待示す
【4月4日 台湾週報】
蘇貞昌・行政院長は4月4日、行政院会において、呉!)燮・行政院大陸委員会主任委員
が台湾駐米国代表に転任することについて説明した。
蘇行政院長は、呉主任委員が米国オハイオ州立大学で政治学博士を取得し、国立政治大
学国際関係研究センター副主任を務め学識経験が豊富であり、2002年から政府に入り、総
統府副秘書長、行政院大陸委員会主任委員を務め、国際および両岸関係行政への尽力とそ
の貢献は、衆目の認めるところだとして、「これらの経験と成果を基礎にして、呉主任委
員は今後、米国各界に素早く正確に台湾の民意を伝達し、台米両国関係を増強する等の方
面において、必ずさらなる一歩を踏み出せると信じている」と期待を示した。
蘇行政院長は、「台湾の対外関係の最も大きな障害は中国から来ており、過去数年来、
呉主任委員は中国の台湾に対する政治に正面から立ち向かい、外交と軍事面の数々の過激
な行為や圧迫に対して、『緩やかに退かず、落ち着いて急がず』の姿勢で国家の総合利益
を固く守り、台湾住民の意思を忠実に反映した。相互人員往来のルールや及び両岸経済政
策等の面において、両岸対等協議を推し進め、非常に豊かな具体的成果をあげ、台湾海峡
情勢を安定させ、さらに台湾がカギを握る地位を固め、競争が有利に発揮できるよう明確
な功績をあげた」と呉主任委員の貢献を称えた。
【行政院 2007年4月4日】
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