本願寺で行っている。今年は10月3日に行い、池田維(いけだ・ただし)元交流協会台北事務所代
表や斎藤毅・前台湾協会理事長、喜久四郎・東京台湾の会名誉会長など関係者約50名が参加してし
めやかに行われた。その模様をNHKニュースが伝えているのでご紹介したい。
ちなみに、台湾協会は昭和25年(1950年)9月、台湾関係者の連絡・親睦・援護・厚生を図る事
を目的に発足している、
◆台湾協会
http://www.taiwankyokai.or.jp/
台湾で亡くなった日本人しのぶ慰霊祭 東京
【NHK:2015年10月3日】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151003/k10010257801000.html
日本統治時代の台湾で生まれ育ちながら、終戦に伴って日本に移った日本人たちが集まり、現地
で亡くなった人をしのぶ慰霊祭が東京都内で行われました。
この慰霊祭は、日本統治時代の台湾で生まれ育った人たちなどで作る民間団体が行ったもので、
3日東京の築地本願寺には台湾で生まれ育った人など50人余りが集まりました。
参列者は読経のなか、病気や空襲の被害などによって台湾で亡くなったおよそ3万の日本人の遺
骨を納めた慰霊塔の前で手を合わせていました。
日本統治時代の台湾には、大勢の日本人が移り住み、現地で生まれ育った人も少なくなく、台湾
では、こうした日本人をテーマにしたドキュメンタリー映画が近く公開されるなど注目されていま
す。
慰霊祭を主催した団体によりますと、台湾で生まれ育った日本人は終戦に伴って台湾を離れ、日
本に移ったものの、身寄りがないなか、苦しい生活を経験した人も多いということです。戦後70年
がたち、こうした歴史を知る人も少なくなっているということで、団体は、日本と台湾の間にあっ
た歴史を伝えていきたいとしています。
15歳まで台湾で暮らしたという中村信子さん(84歳)は、「終戦後、身寄りのない日本に移り、
母は苦労しました。若い人たちにも昔のことを知ってもらいたいです」と話していました。