台湾の行政院主計総処(総務省統計局に相当)は8月18日、2017年の実質域内総生産(GDP)
の成長率が前年比2.11%になる見通しだと発表、今年5月に予想した2.05%から0.06ポイントの上
方修正となった。
の成長率が前年比2.11%になる見通しだと発表、今年5月に予想した2.05%から0.06ポイントの上
方修正となった。
下記に紹介する日経新聞は、台湾経済が好調な原因について「IT(情報技術)景気が底堅く、
半導体などの輸出が好調」であることを指摘し、ロイターは「スマートフォン『iPhone(ア
イフォーン)』など、ハイテク機器の部品の輸出が上向いていることが背景。予想通りとなれば、
2014年(4.01%増)以降で最高の成長率となる」と伝えている。
また、主計総処は今年第2四半期のGDP国内総生産速報値も明らかにしており、台湾国際放送は
「第2四半期の経済成長率は2.13%で、7月に予想した数値2.10%を上回った。第1四半期の成長率
も前回の2.60%から2.66%へと上方修正された。今年上半期の経済成長率は2.39%だった」と報じ
ている。
台湾経済2.11%成長 17年予想、小幅引き上げ
【日本経済新聞:2017年8月18日】
【台北=伊原健作】台湾の行政院(内閣)主計総処(総務省統計局に相当)は18日、2017年の実
質域内総生産(GDP)の成長率が前年比2.11%になる見通しだと発表した。5月時点の予想から
0.06ポイント引き上げた。IT(情報技術)景気が底堅く、半導体などの輸出が好調だ。株式市場
の活況で民間消費も想定を上回る見通し。ただ企業の設備投資がやや弱含んでおり、上方修正は小
幅にとどまった。
4〜6月期の成長率の確報値は2.13%で、7月時点の速報値から0.03ポイント引き上げた。今後の
見通しでは「朝鮮半島や中国・インドなどの政治的緊張が世界経済に影響する可能性がある」(主
計総処)と警戒する。