今年4月26日に第13次登録が行われていますが、なんと台湾は全126の「相手国・地域」で最多の21自治体にのぼっています。10自治体以上は下記のようになっています。
1 台湾:212 フランス:203 アメリカ:173 オーストラリア:175 カナダ:155 ドイツ:157 イギリス:147 ニュージーランド:149 モンゴル:1310 オランダ:11
ちなみに、姉妹都市提携数が371件もあり、昨年(2018年)は838万人もの人々が訪れ訪日数で第1位となった中国は8自治体。また昨年の訪日数が753万で第2位の韓国は6自治体となっています。
昨年の訪日数は約476万人で第3位、姉妹都市提携は87件(本会調べ)と中国の4分の1しかない台湾が最多の21自治体。ここにも日台の深い絆が現れているようです。その21の自治体は下記のとおりです。
1 北海道士別市2 北海道名寄市3 静岡県掛川市4 静岡県御殿場市5 静岡県静岡市6 山形県山形市7 青森県弘前市8 茨城県潮来市9 茨城県笠間市10 三重県熊野市11 愛媛県松山市12 香川県高松市13 鹿児島県大崎町14 兵庫県明石市15 大阪府貝塚市16 千葉県銚子市17 岩手県野田村18 福島県南相馬市19 福島県北塩原村 20 山形県新庄市(2019年2月28日登録)21 静岡県小山町(2019年4月26日登録)
では、どういう理由で台湾のホストタウンになったのでしょうか。例えば、自治体として姉妹都市提携し、道後温泉と北投温泉が温泉友好交流協定を結ぶなど台湾との交流が盛んな愛媛県松山市は、下記のように記しています。
<愛媛県は国際交流促進覚書、松山市は友好交流協定を、それぞれ台北市と締結しており、活発な交流を進めている中で、台湾の野球等の事前合宿誘致を進める。2018年10月には台湾野球U23代表合宿を松山市で実施。>
また今年、ホストタウンになった山形県新庄市と静岡県小山町は交流計画の特色を次のように記しています。
山形県新庄市<インバウンド等の取組みを通し、交流を重ねてきた台湾を相手として、市のスポーツの歴史と深い関係にあるバドミントン競技を中心に、代表チームとの交流のほか、ジュニア世代を対象とした交流を行う。>
静岡県小山町<本町は世界文化遺産「富士山」の麓にあり、オリンピック・パラリンピックの自転車競技(ロード)の開催会場であることから、台湾選手との競技終了後の交流や、交流イベントを通じて、町民の自転車競技への関心を高め、民間レベルでの国際交流に発展させる。>
なお、下記に紹介する「ホストタウン一覧」の「相手国・地域」では、台湾は「台湾」と表記されています。しかし、「ホストタウン相手国一覧」では「相手国・地域」となっているにもかかわらず、台湾を「チャイニーズ・タイペイ」と表記しています。なんとも釈然としません。
内閣府内に設けている「内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局」が混乱しているのか、表記統一の単純ミスなのか判然としませんが、「相手国・地域」としているのですから「台湾」と表記すべきではないでしょうか。
◆ホストタウン一覧(2019年4月26日現在) 登録件数301件http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tokyo2020_suishin_honbu/hosttown_suisin/gaiyou_dai1.html
◆ホストタウン相手国一覧(2019年4月26日現在)相手国・地域数計126http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tokyo2020_suishin_honbu/hosttown_suisin/pdf/20190426_list.pdf