午前中からときおり強く降っていた雨もこの直前に上がり、この重儀を放映するテレビ画面には宮殿中庭の萬歳旙などが風に揺れる影も見え、北の空に虹がかかる映像も映し出され、外国の元首や祝賀使節などの賓客が見守る中、高御座に昇られた今上陛下が自ら即位されたことを宣せられました。
これまで、台湾は国交がないことから「即位礼正殿の儀」に招待されないのではないかと伝えられていましたが、台湾の外交部は昨日、平成2年(1990年)「即位礼正殿の儀」の前例にのっとり、台湾を代表して謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表が参列されたことを明らかにしています。
また、蔡英文総統はツイッターにとても美しい日本語で下記のようにツイートして、祝意を表しました。
<天皇陛下の即位礼正殿の儀に際し、衷心よりお慶びを申し上げます。令和の代も幾久しく佳き時代になりますようお祈りいたします。 今日東京の空にかかった虹のように、台湾と日本の絆がますます美しく強まることを心より祈念いたします。>
いずれもNHKのニュースが報じていましたので下記にご紹介します。
なお、台湾政府によりますと、謝長廷代表はご即位を披露されて祝福を受けられる「饗宴の儀」には外交関係がないことを考慮して出席しない意向を明らかにしています。
◆蔡英文総統ツイッター https://twitter.com/iingwen
—————————————————————————————–台湾 蔡総統 ツイッターで祝意「台日の絆強まるよう」【NHK NEWS WEB:2019年10月22日】
天皇陛下が即位を国の内外に宣言されたことについて、台湾の蔡英文総統はツイッターに日本語の文章を投稿し、「天皇陛下の即位礼正殿の儀に際し、衷心よりお慶びを申し上げます。令和の代も幾久しく佳き時代になりますようお祈りいたします。今日東京の空にかかった虹のように、台湾と日本の絆がますます美しく強まることを心より祈念いたします」と祝意を表しました。
22日の式典には、日本との窓口機関である台湾の駐日代表処の謝長廷代表が出席しました。