と国立台湾歴史博物館が学術研究交流協定を結び、この年の11月にはアイヌ民族博物館と国立博物
館も博物館協定を結んでいます。
本年2月8日には、兵庫県立考古博物館(和田晴吾・館長)と新北市立十三行博物館(陳春蘭・館
長)が姉妹館提携と学術文化交流協定を締結しました。十三行博物館は2013年12月23日にも西都原
考古博物館と姉妹館を提携していますので、2件目の姉妹館提携です。
兵庫県立考古博物館との提携の際に、パイワン族の文化を紹介する特別展を開催することも予定
され、いよいよ実現することとなりました。この7月22日から9月3日まで、兵庫県立考古博物館が
開館10周年記念し、十三行博物館との共催で「台湾パイワン族の文化−太陽王子の神珠−」を開催
します。
兵庫県庁のホームページや兵庫県立考古博物館でも案内していますので、下記に要綱をご紹介し
ます。
この展覧会は、兵庫県立考古博物館にとって初めての国際交流展だそうで、講演会や瑠璃玉
(ビーズ)で腕輪をつくったり、パイワン族の青銅刀をペーパークラフトでつくるなどのイベント
もあるそうで、おとなも子供も楽しめる企画となっているようです。
パイワン族と言えば、蔡英文総統の祖母はパイワン族の出身で、蔡総統は自らの身にパイワン族
の血が流れていることを誇りにしているそうです。台湾をより深く知りたい方はぜひ足をお運びく
ださい。
◇ ◇ ◇
開館10周年記念・台湾新北市立十三行博物館交流展「台湾パイワン族の文化−太陽王子の神珠−」
http://www.hyogo-koukohaku.jp/events/p6krdf0000006ewv.html
◆概要
兵庫県立考古博物館は開館10周年を記念して学術文化交流協定を締結している台湾の新北市立十
三行博物館(じゅうさんこうはくぶつかん)と共同で展覧会を開催します。本展覧会は、台湾新北
市立十三行博物館との国際交流展で、当館では初めての国際交流展となります。
パイワン族は台湾南部の山岳地帯の山と森で暮らす人々です。当館の特別展示室において十三行
博物館の所蔵する台湾の先住民族、パイワン族の民俗資料を紹介します。色彩豊かな民族衣装や木
彫工芸品、さらに高度な技術でつくられた神珠(しんじゅ)と呼ばれる首飾りなどをご観覧くださ
い、彼らの豊かな感性を知ることができます。
このほか、塗り絵などの体験メニューを通じ、子どもから大人まで楽しくパイワン族の世界に触
れることができます。
◆開催期間
2017年7月22日(土)9時30分〜2017年9月3日(日)18時00分
*7月22日(土)は10:00〜
*入場は17時30分まで。
*開催期間中の休館日は月曜日(祝休日の場合は翌平日)ただし、8月14日(月)は開館。
◆開催場所
兵庫県立考古博物館
加古郡播磨町大中1-1-1
電話:079-437-5589 FAX:079-437-5599
http://www.hyogo-koukohaku.jp/
アクセス:【電車】JR土山駅南出口から「であいのみち」を徒歩15分
山陽電車播磨町駅から喜瀬川に沿って徒歩25分
【車】第二神明・加古川バイパス明石西ICから約3km
◆料金
大人200円(150円)、大学生150円(100円)、高校生以下は無料
*カッコは20名以上の団体料金。70歳以上の方は大人料金の半額
*障害者手帳提示で本人は半額、介護者1名は無料
◆主 催 兵庫県立考古博物館 台湾十三行博物館
◆共 催 新北市政府 新北市政府文化局
◆関連メニュー
講演会
「台湾の孤島にヤミ族をたずねて」講師:和田 晴吾(県立考古博物館館長)
・日 時:8月12日(土)13時30分〜15時00分(12時50分開場)
・場 所:県立考古博物館講堂
・定 員:120名 予約不要・先着順
・参加費:無料
イベント「瑠璃玉をつくろう」
パイワン族の宝物である神珠の首飾りに使われた瑠璃玉(ビーズ)で腕輪をつくります。
・日 時:会期中の日曜日(8月27日を除く)13時〜14時
7月23日、30日、8月6日、13日、20日、9月3日
・定 員:各日30名(予約不要・先着順)
・料 金:無料(要観覧券)
イベント「ペーパークラフト 青銅刀をつくろう」
パイワン族の宝物である青銅刀をペーパークラフトでつくります。
・日 時:8月27日(日)13時〜14時
・定 員:30名(予約不要・先着順)
・料 金:無料(要観覧券)